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デジタルスキル標準とは?内容とDX推進への活用方法を解説

企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進において、人事やDX企画担当者が直面する大きな壁が「自社のDX人材要件や評価基準の曖昧さ」です。IPA(情報処理推進機構)の最新調査『DX動向』によると、日本のDX推進企業の約8割以上が「DX人材の量・質ともに不足している」と回答しています。

この課題を解決する客観的な指針として、経済産業省およびIPAが公表した公式フレームワークが『デジタルスキル標準(DSS)Ver.2.0』です。

本記事では、デジタルスキル標準をもとに、DX人材の種類や必要スキル、育成方法、外部支援の活用方法までをわかりやすく解説します。

DX研修を実際に行った企業の事例を知りたい方は「導入事例:第一三共株式会社様」「導入事例:株式会社八十二長野銀行様」「導入事例:株式会社池田泉州ホールディングス様」こちらのページをご覧ください。

リンプレスでは、DX推進人材を育成する研修プログラムと、DXの内製化をサポートするコンサルティングを提供しています。自社のDX推進にお困りの方はぜひご相談ください。

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目次[非表示]

  1. DXスキルとは何か
    1. DXスキルの主な分類
    2. DXスキルと従来のITスキルの違いを押さえる
  2. デジタルスキル標準とは
    1. 経済産業省が策定した人材育成の指針
  3. DXリテラシー標準(DSS-L)
    1. 4つの領域
    2. ビジネスパーソン全体に求められる共通スキル
    3. DSS-Lを人事施策に落とし込むポイント
  4. DX推進スキル標準(DSS-P)
    1. DX推進スキル標準で定義される5つの人材類型
    2. 各類型ごとの職能と習熟度
      1. 例:ソフトウェアエンジニアのスキルセット (抜粋)
    3. 自社の職種への当てはめ方の考え方
    4. DX人材のスキルレベルの目安を把握する
  5. デジタルスキル標準策定の狙い
    1. AIなどの新技術の浸透
    2. DX人材・デジタル人材不足の慢性化
    3. 企業人事・人材開発にとっての意義
  6. デジタルスキル標準を自社でどう活かすか
    1. 現状スキルの棚卸しに活用
      1. スキル診断の実施ステップ
      2. 評価項目とレベル定義の作り方
    2. DX人材育成のスキルマップ作成
      1. 職種等級別のスキルマップひな型の考え方
      2. 現場マネジャーと共通言語をつくる進め方
    3. 人事評価やKPIの進捗確認に活用
      1. DXスキルを評価制度に組み込むポイント
      2. 育成施策の効果測定指標を設計する
  7. DXスキルと資格・研修の選び方
    1. DX関連資格の位置づけを理解する
    2. 社内研修と外部研修の使い分け方
  8. 自社でDX人材の育成が難しい場合は外部サービスに相談
  9. DX人材育成には「リンプレス」
    1. リンプレスの強み
  10. まとめ

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DXスキルとは何か

公的標準(DSS)の解説に入る前に、まずは「DXスキル」の土台となる概念と、従来の「ITスキル」との本質的な違いを整理しておきましょう。

DXスキルの主な分類

DXスキルとは、単にプログラミングができる技術力だけを指す言葉ではありません。大きく分けると、以下の2つの領域で構成されます。

  • 全社共通スキル(DXリテラシー):全社員が変化の激しい時代に対応するために身につけるべき知識・マインド・データの基礎理解
  • 専門スキル(DX推進スキル):ビジネスモデルの変革や業務プロセスの再設計、システム構築を推進・実行する専門人材のスキル

DXスキルと従来のITスキルの違いを押さえる

従来のITスキルとDXスキルでは、求められる目的と姿勢が大きく異なります。

  • 従来のITスキル:定められた仕様通りに正確にシステムを構築・運用する「守りの技術力」が中心
  • DXスキル:不確実な事業環境の中で、ビジネス課題を発見し、デジタル技術を活用して「新たな顧客価値や業務変革(To-Be)を創出する力」が中心

現場マネジャーと人事側で「DXに必要なスキル認識」がズレてしまう原因の多くは、この従来のITスキル(技術力のみ)とDXスキル(事業・業務変革力)の混同にあります。この違いを明確にすることが、社内の共通言語化に向けた第一歩となります。

デジタルスキル標準とは

経済産業省およびIPA(独立行政法人情報処理推進機構)が策定・公開している『デジタルスキル標準(DSS)』の全体像と概要を解説します。

デジタルスキル標準(DSS) Ver.2.0

DXリテラシー標準(DSS-L)
全ビジネスパーソンが身につけるべき基礎的な知識・マインドの指針

DX推進スキル標準(DSS-P)
DXを推進する専門人材を育成・採用するための職種・スキル指針

「デジタルスキル標準」は、上記の表の通り、以下の2つによって構成されています。

  • DXリテラシー標準(DSS-L)
    ビジネスパーソン全体がDXに関する基礎的な知識やスキル・マインドを身につけるための指針
  • DX推進スキル標準(DSS-P)
    企業がDXを推進する専門性を持った人材を育成・採用するための指針

DXの取り組みを成功させるためには、デジタルスキル標準の内容を理解し、自社の育成戦略に取り入れていくことが不可欠です。

参考:経済産業省|デジタルスキル標準

経済産業省が策定した人材育成の指針

デジタルスキル標準(DSS)は、日本企業全体のDX推進を加速させる目的で、個人の学習指標および企業の「採用・育成・評価の共通フレームワーク」として経済産業省およびIPAが策定した国家的指針です。

生成AI(LLM)の急速な普及やデータドリブン経営の重要性高まりを受け、最新の『デジタルスキル標準(DSS)Ver.2.0』へとアップデートされており、時代に合わせた実践的な内容へ進化しています。

4つの領域

DSS-Lは、以下の4つの領域で構成されています。それぞれの領域において、自社の研修コンテンツや学習テーマを具体的に紐づけていくことが推奨されます。

  • Why(DXの背景・必要性):なぜ今DXが必要なのか、自社や社会の課題認識(実務例:自社業界のDX成功・失敗事例研究)
  • What(データ・技術):デジタル技術(AI、クラウド、IoT等)で何ができるのかの知識(実務例:生成AI・LLMの仕組みと活用例の理解)
  • How(データ・技術の利活用):データをどのように業務改善や価値創出に活かすか(実務例:社内データを用いたExcel/BIツールでの簡易分析演習)
  • マインドセット・思考法:変化を受け入れ、自発的に行動するための姿勢(実務例:アジャイル思考、デザイン思考の基礎体験)

【コンサルタントの視点】
多くの支援案件においてボトルネックとなるのは、「What(技術知識)」ではなく「Why(必要性の腹落ち)」と「マインドセット」です。「なぜ我が社がデジタル化しなければならないのか」の教育を怠ると、ツールを入れても使われない「形だけのDX」に陥りやすくなります。

ビジネスパーソン全体に求められる共通スキル

人事・企画担当者として「全社員にどこまで求めるべきか」のライン(ボーダーライン)を明確に設定することが重要です。

全社員に専門家並みのプログラミング能力や統計学を求める必要はありません。全社共通スキルとして押さえるべき本質は、「最新デジタルツールを恐れずに触ってみる姿勢(マインドセット)」「データの取り扱いに関する最低限のセキュリティ・倫理観(コンプライアンス)」「業務上の課題をデジタルでどう効率化できるか考える発想力」の3点です。

DSS-Lを人事施策に落とし込むポイント

DSS-Lを単なる「全社員向け Eラーニングの受講」で終わらせず、人事施策や育成体系に落とし込むための具体的手順は以下の通りです。

  • 全社研修シラバスへの組み込み:DSS-Lの4領域をそのまま新入社員研修や階層別研修(係長・課長研修)の標準カリキュラムとして組み込む
  • コンピテンシー(行動特性)への反映:「デジタルツールの積極活用」「データに基づく業務改善の提案」を一般社員級の共通評価項目(定性評価)として追加する
  • 受講・理解度テストの定着化:Eラーニング受講率だけでなく、年1回の理解度アセスメント(リテラシーテスト)を実施し、全社的なリテラシー水準の変化を追跡する

DX推進スキル標準で定義される5つの人材類型

DSS-Pでは、経済産業省・IPAの一次情報に基づき、DX推進を担う専門人材を以下の5つの「人材類型(ロール)」に分類しています。各類型にはさらにサブカテゴリ(計15職種)が定義されており、それぞれの役割が明確化されています。

  • ビジネスアーキテクト:DXの目的を設定し、関係者を巻き込んでビジネスモデルや業務プロセス(To-Be)を設計・推進する
  • デザイナー:ユーザー(顧客や社員)視点に立ち、UX/UIデザインや新たな体験価値を設計する
  • データサイエンティスト:データを収集・分析・モデル化し、ビジネス課題の解決や意思決定の高度化を支援する
  • ソフトウェアエンジニア:デジタル技術を用いてシステムやアプリケーションの設計・開発・運用を迅速に行う
  • サイバーセキュリティ:デジタル化に伴うセキュリティリスクを評価し、安全なシステム・運用基盤を維持・確保する

各類型ごとの職能と習熟度

DSS-Pの最大の特徴は、単に職種を分けるだけでなく、各職種に求められる専門スキル項目と「スキルレベル(レベル1〜4)」という習熟度の階段が詳細に定義されている点にあります。

経済産業省の公式ドキュメントでは、レベル3以上が「他者の指導なしに独立して業務を遂行できるレベル(即戦力)」と位置づけられています。

例:ソフトウェアエンジニアのスキルセット (抜粋)

例えば「ソフトウェアエンジニア」の類型のうち、クラウドネイティブな環境でアジャイル開発を主導するエンジニアの場合、以下のようなスキル要素と行動が求められます。

  • クラウドネイティブアーキテクチャ設計:AWS/GCP/Azure等のクラウド環境に最適化したAPI連携・マイクロサービス設計能力
  • アジャイル/スクラム実践力:1〜2週間単位の短サイクルでのプロトタイプ開発とContinuous Integration(CI/CD)環境の構築
  • 生成AI API連携開発:LLM(大規模言語モデル)のAPIを活用し、自社システムやプロダクトにAI機能を組み込む実装力

5つの人材類型全てのスキルセットと、それに基づいたスキルマップの作成方法については、以下の記事で詳しく紹介しています。
DX人材の育成に役立つ「スキルマップ」とは?各領域ごとの具体例を紹介

自社の職種への当てはめ方の考え方

DSS-Pの5類型を自社に導入する際、そのままの名称や分類で自社の組織に適用しようとすると、現場の混乱を招くケースがあります。

自社固有の職種へマッピングする際は、まず「自社のどの部門(例:経営企画部、IT推進部、事業部の企画課など)」がDSS-Pの「どの類型(ビジネスアーキテクト等)」の役割を担うかを整理することから始めます。1つの職種を1人が兼任するケース(例:営業企画の担当者がビジネスアーキテクトとデザイナーの役割を一部兼務する等)も十分に想定して当てはめを行いましょう。

DX人材のスキルレベルの目安を把握する

自社の人材レベルが市場や他社と比べてどの水準にあるかを正しく読み解くためには、DSS-Pのレベル定義を以下のように自社の社内等級と照らし合わせて解釈するのが実務的です。

  • レベル1:基礎知識の習得段階(新入社員〜若手、他者の指導が必要)
  • レベル2:指導のもとで部分的に実務を担当できる段階(中堅・サポートメンバー)
  • レベル3:独立して業務を完遂し、プロジェクトを主導できる段階(社内リーダー・主力担当者)
  • レベル4:社内での変革を牽引し、他者の指導・育成まで担える最高峰段階(スペシャリスト・統括部門長)

デジタルスキル標準策定の狙い

経済産業省およびIPAが『デジタルスキル標準』を策定した背景には、日本企業が直面している社会構造の変化と構造的な人材課題があります。

AIなどの新技術の浸透

生成AI(LLM)やクラウド、IoT、ビッグデータ解析といった最新デジタル技術の急速な進化・浸透により、あらゆる業界でビジネスモデルや業務プロセスの抜本的な再設計が求められるようになりました。

こうした最新技術を単なるIT施策としてではなく、自社の持続的成長や競争力強化にどう結び付けるかを体系的に判断するための指針が必要とされたことが、策定・改訂の大きな背景です。

DX人材・デジタル人材不足の慢性化

日本企業におけるDX推進の最大の障壁は「人材不足」です。IPAが公表した最新の『DX動向』調査によると、DXを推進する人材の量が「不足している(大幅に不足+やや不足)」と回答した企業は全体の約85%に上り、慢性的な人材不足が続いています。

特に自社のビジネスとデジタル技術の両方を理解し変革をリードできる人材が圧倒的に不足しており、企業独自の採用・育成基準だけでは対応しきれない事態が生じています。

DX人材不足の状況については、以下の記事で詳しく紹介しています。
DX人材不足の現状と課題|DX成功のための人材育成方法とは?

企業人事・人材開発にとっての意義

国の公的標準である『デジタルスキル標準』を活用することは、企業の人事・人材開発部門にとって以下のような大きなメリットをもたらします。

  • 自社基準の説得力向上:感覚的・定性になりがちな「自社のDX人材要件」を、公的フレームワークをベースに論理的に説明できるようになり、経営陣や現場の合意形成がスムーズになる
  • 社内の共通言語化:「DX人材」という言葉の解釈のズレを解消し、人事・現場マネジャー・受講者が同じ認識で育成・評価に取り組める
  • 市場水準との客観比較:自社の人材スキルレベルや育成カリキュラムが、市場や他社と比べてどの水準にあるかを正しく把握・評価できる

デジタルスキル標準を自社でどう活かすか

公的フレームワークである『デジタルスキル標準』を単なる概念理解で終わらせず、自社の具体的な人事制度や育成施策へ落とし込むための実践的な手順を解説します。

現状スキルの棚卸しに活用

自社で必要な人材像を定義した後は、社員が「現在どの程度のDXスキルを持っているか」の現在地を可視化(棚卸し)します。

スキル診断の実施ステップ

社員のスキルの棚卸しをスムーズに進めるための具体プロセスは以下の通りです。

  1. 診断対象範囲の設定:全社共通リテラシー(DSS-L)対象者か、DX推進部門・候補者(DSS-P)対象者かを切り分ける
  2. Webアセスメント・アンケートの設計:DSS-L/DSS-Pの項目に基づき、「知識(理解度テスト)」と「経験・行動(自己評価)」を測定できる選択式設問を作成する
  3. 結果の集計とギャップ可視化:部署別・職級別の平均スコアを放出し、自社の強み・弱み(全体として「生成AI活用」が遅れている等)をマトリクスで一覧化する

評価項目とレベル定義の作り方

標準のレベル定義(レベル1〜4)をそのまま使用するのではなく、社内の等級制度に合わせて行動レベル(コンピテンシー)を翻訳・定義します。

例えば、「レベル3(ビジネスアーキテクト)」であれば、『DSS-Pの定義:独立して課題解決できる』を『自社での定義:自部署の業務課題に対してデジタル技術を活用したBPR案(ROI算出含む)を立案し、役員会で承認を得られるレベル』といった具体的な行動基準へと落とし込みます。

DX人材育成のスキルマップ作成

棚卸し結果を踏まえ、採用・育成・配置の基準となる「自社版スキルマップ」を整理します。

職種等級別のスキルマップひな型の考え方

スキルマップを作成する際は、縦軸に「社内等級(若手・中堅・リーダー・管理職)」、横軸に「DSSのスキル項目(共通リテラシー・ビジネスアーキテクト・エンジニア等)」を配置したマトリクス表を作成するのが基本です。

等級 / 役割

共通リテラシー(DSS-L)

ビジネスアーキテクト(DSS-P)

ソフトウェアエンジニア(DSS-P)

一般・若手(G1〜G2)

レベル2(必須習得)

レベル1(基礎知識)

レベル1(プログラミング基礎)

リーダー級(G3)

レベル3(実践活用)

レベル2〜3(課題企画・推進)

レベル2〜3(API開発・運用)

管理職・統括(G4〜)

レベル3(チーム指導)

レベル3〜4(全社DX統括)

レベル3〜4(アーキテクチャ設計)

現場マネジャーと共通言語をつくる進め方

人事主導だけでスキルマップを作成すると、「現場の業務と乖離している」「現場マネジャーが評価に使えない」といった失敗に直面します。

失敗を防ぐためには、設計段階で主要事業部の現場マネジャー数名を「スキル定義ワーキンググループ」に巻き込み、実際の業務課題や必要なタスクをヒアリングしながら共同でスキル定義を作り上げるプロセスが不可欠です。現場の声を反映させることで、全社的な共通言語として定着しやすくなります。

人事評価やKPIの進捗確認に活用

作成したスキルマップを研修だけでなく、人事評価やKPIに接続することで、学習の持続性と実効性を担保します。

DXスキルを評価制度に組み込むポイント

人事評価へ組み込む際は、成果目標(KPI)だけでなく「行動目標(コンピテンシー評価)」として反映させるのがポイントです。

例えば、「生成AI等のデジタルツールを用いた業務効率化の提案・実行数」「アジャイルDXプロジェクトへの参画実績」「データ分析結果に基づく施策改善」などを定性・定量の評価項目として賞与や昇給・昇格要件へ連動させます。

育成施策の効果測定指標を設計する

「DX研修を実施して終わり」にしないため、育成施策の効果測定(ROI)を客観的なKPIで追跡します。

  • 定性指標:スキル診断スコアの前後変化(例:受講後の自己評価・上司評価が平均3.0点から4.2点へ向上したか等)
  • 定量指標:DX研修完了率、現場発のDX改善プロジェクト起案数、受講生が主導した業務削減工数(時間・コスト短縮額)

DXスキルと資格・研修の選び方

DXスキルの向上や客観的な証明のために、資格取得や社内外の研修プログラムをどのように組み合わせるべきかの考え方を整理します。

DX関連資格の位置づけを理解する

資格取得は「DXスキルのゴール」ではなく、あくまで基礎知識を習得するための「手段・きっかけ」として位置づけるのが適切です。

例えば、ITパスポートやG検定(日本ディープラーニング協会)などは「全社DXリテラシー(DSS-L)」の基礎学習として有効であり、DS検定やAWS認定などは「専門スキル(DSS-P)」の理論補強に役立ちます。資格取得を単なる自己満足で終わらせないためには、「資格で得た知識を自社のどの業務課題に活かすか」をセットで定義することが重要です。

社内研修と外部研修の使い分け方

すべての育成施策を自社だけで内製化しようとすると、コンテンツ作成や講師の確保に多大なリソースを奪われ、挫折する原因となります。

  • 社内研修が向いている領域:自社固有の業務プロセス理解、自社のDXビジョンや経営課題の共有、自社データを活用した改善ワークなど
  • 外部研修が向いている領域:最新のデジタル技術トレンド(生成AI利活用等)のインプット、アジャイル思考・デザイン思考の実践演習、他社事例を踏まえた専門スキルの獲得など

自社でDX人材の育成が難しい場合は外部サービスに相談

社内に研修ノウハウや伴走できる専門人材が不足している場合は、外部の専門パートナー(研修サービスやコンサルティング会社)を賢く活用することがスピード解決への近道です。

外部パートナーを選定する際は、単に「講義を聞くだけの受動的な研修」を提供する会社ではなく、「自社のスキル定義(DSS準拠)に合わせてカリキュラムをカスタマイズできるか」「自社の実業務データを題材にした実践型ワークショップを行えるか」「研修後のスキル定着や評価制度設計まで伴走してくれるか」を判断基準として比較検討するのがおすすめです。

DX人材育成には「リンプレス」

自社に最適なDX人材育成施策の設計にお悩みの担当者様は、ぜひ「リンプレス」の支援サービスをご検討ください。

リンプレスでは、デジタルスキル標準に準拠した、「実務で活躍できるDX人材」を育てる支援を提供しています。単なる研修ではなく、戦略立案から社内定着までを視野に入れた伴走型の支援で、DXを内側から進められる組織づくりをサポートします。

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リンプレスの強み

リンプレスは、経済産業省が推進する「デジタルスキル標準」に準拠したカリキュラムをはじめ、DXの基礎から応用までを網羅した多彩な研修メニューを提供しています。社内のDX推進段階や職種別ニーズに応じて、最適な内容を提案・設計できる点が強みです。

また、単発の研修だけでなく、育成計画の立案から評価・フォローアップまで一貫して支援できる体制を整えているため、組織としてのDX力を着実に高めていくことが可能です。自社での内製化が難しいと感じたときは、ぜひリンプレスにご相談ください。

DX研修を実際に行った企業の事例を知りたい方は「導入事例:第一三共株式会社様」「導入事例:株式会社八十二長野銀行様」「導入事例:株式会社池田泉州ホールディングス様」こちらのページをご覧ください。

リンプレスでは、DX推進人材を育成する研修プログラムと、DXの内製化をサポートするコンサルティングを提供しています。自社のDX推進にお困りの方はぜひご相談ください。

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まとめ

『デジタルスキル標準(DSS)Ver.2.0』は、抽象的になりがちな自社の「DX人材像」や「評価基準」を客観的に可視化し、社内での共通言語を作るための非常に強力な公的フレームワークです。

自社でDXスキルの体系化と人材育成を成功させるためには、以下のステップを踏んで進めることがポイントです。

  • 全社共通の「DXリテラシー標準(DSS-L)」と、専門役割の「DX推進スキル標準(DSS-P)」の2層で育成体系を設計すること
  • 自社の社内等級に合わせて『自社版スキルマップ』を作成し、現場マネジャーを巻き込んで共通言語化すること
  • スキル診断(アセスメント)により現在地を定量可視化し、行動目標(コンピテンシー評価)として人事評価制度へ連動させること
  • 自社内製だけにこだわらず、質の高い外部研修サービスや実践ワークショップを組み合わせてスピード感をもって推進すること

「自社に合ったスキルマップのひな型が欲しい」「現場で成果を出せるDX推進リーダーを育てたい」とお悩みの人事・DX企画担当者様は、ぜひ一度リンプレスへご相談ください。実績豊富なコンサルタントが貴社の変革を強力にサポートいたします。

本記事の監修者

三宮 壮
三宮 壮
株式会社リンプレス 代表取締役社長

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