
DX推進とは?効果的な方法・指標について詳しく解説
DX推進は、企業が急速に変化する市場環境に対応し、競争力を維持・向上させるための戦略的働きであり、多くの事業者が注力しています。DX推進は単なるデジタル化を超え、業務プロセスやビジネスモデルの根本的な再構築を目指します。
本記事では、DX推進の意義や具体的な実施方法、直面しやすい課題とその解決策、さらには補助金や資格の活用、効果的な人材育成について、実践的な視点から詳しく解説します。
DX研修を実際に行った企業の事例を知りたい方は「導入事例:第一三共株式会社様」「導入事例:株式会社八十二銀行様」「導入事例:株式会社ワークマン様」こちらのページをご覧ください。
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目次[非表示]
- ・DX推進とは何か
- ・DXとは
- ・DX推進を自社で行うには?
- ・DX推進の重要性
- ・企業はなぜDX推進をするべきなのか?
- ・企業によるDX推進の具体例
- ・DX推進のステップとロードマップ
- ・DX推進を実施する方法
- ・1. 現状分析と課題整理を行う
- ・2. DX推進計画の策定
- ・3. ロードマップとKPIを設定する
- ・4. DX推進の体制を構築する
- ・5. DX推進の社内説明と合意形成を行う
- ・6. DX推進の実行と評価
- ・7. DX文化の定着
- ・DX推進人材に求められる役割とスキル
- ・企業のDX推進を阻むよくある課題と対策
- ・DX人材の育成にはリンプレス
- ・リンプレスのDX研修を実際に導入した事例
- ・DX推進に関するよくある質問
- ・まとめ
DX推進とは何か
企業のDX推進担当者に任命された際、まず把握すべきは「DX推進とは何を目指す取り組みなのか」というプロジェクト全体の構造(全体像)です。
DX推進とは、単なるシステム導入や業務のデジタル化(IT化)にとどまらず、デジタル技術を活用して「業務・組織・ビジネスモデル」の変革を段階的に進め、企業の競争力を高める一連の活動を指します。
経営層や現場へDX推進の必要性を説明する際は、まず以下の「DX推進の全体像(4つの構成要素)」を押さえておくと、社内合意が得られやすくなります。
【DX推進の全体像】
- DX推進の目的(目指す姿)
┗ 企業の競争優位性の確保・ビジネスモデル変革 - 変革の対象(何を変えるか)
┗ 業務プロセス / 顧客体験 / 組織文化・制度 - 実行ロードマップ(どう進めるか)
┗ 現状分析 ➔ 計画策定 ➔ 実行・評価 ➔ DX文化の定着 - 推進基盤(誰が支えるか)
┗ 経営層のコミットメント / 推進体制 / DX人材の育成
DX推進担当者の最初の役割は、この全体像をもとに「自社が今どの段階にあり、次に何に着手すべきか」の現在地を整理し、社内向けのロードマップを描くことです。
次節では、この全体像を踏まえたうえで、具体的な「DXの定義」や「IT化との違い」について詳しく解説していきます。
DXとは
「DX推進」を効果的に進めるためには、まずその根幹にある「DX(デジタルトランスフォーメーション)」という言葉の正確な意味と本質を理解しておく必要があります。
社内でDXを推進する際、「システムを新しくすること」や「ペーパーレス化を進めること」自体が目的化してしまうケースが少なくありません。しかし、これらはDXを実現するための一手段に過ぎません。
ここでは、経営層や現場との認識のズレを防ぐために押さえておくべき「DXの定義」「DX推進の捉え方」「IT化やデジタル化との違い」、そして「DX推進に取り組む本来の目的」を詳しく解説します。
DXの定義については、以下の記事で詳しく紹介しています。
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは?定義や事例・成功のポイントを紹介
DXの定義
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、単にデジタル技術を社内に取り入れることではなく、「データやデジタル技術の活用を通じて、企業の製品・サービス、ビジネスモデル、さらには組織や企業文化そのものを変革し、市場における競争優位性を確立すること」を指します。
経済産業省の『DX推進指標とそのガイダンス』では、以下のように定義されています。
経済産業省によるDXの定義
「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」
ポイントは、テクノロジーの導入自体がゴールではなく、「変革によって企業全体の価値や競争力を高めること」が最終目的に掲げられている点です。
「DX推進」とは
「DX」が目指すべき『変革された状態や概念』を指すのに対し、「DX推進」とはその変革を実現するための『具体的な組織的アクションやプロジェクト』を意味します。
具体的には、経営戦略に基づくデジタル戦略の立案、必要なITインフラの整備、専門組織の立ち上げ、DX人材の採用・育成、現場へのツール定着施策など、多岐にわたる取り組みを計画的に実行していく活動全体を指します。
DX推進は一極集中的なシステム改修ではなく、組織全体を巻き込んで継続的に改革を回す「企業運動」である点が特徴です。
IT化・デジタル化との違い
社内説明の場で最も混同されやすいのが「IT化」や「デジタル化」との違いです。これらは目的ではなく、DXを実現するための「手段(プロセスのステップ)」に位置づけられます。
段階的な違いを整理すると、以下の3つのステップに分かれます。
段階 | 概念 | 取り組み内容の具体例 | 目指す目的 |
|---|---|---|---|
ステップ1 | デジタイゼーション(アナログのデジタル化) | ペーパーレス化、紙の請求書のPDF化 | データのデジタル保存・集約 |
ステップ2 | デジライゼーション(業務プロセスのデジタル化) | RPAによる定型業務の自動化、SFA導入 | 個別業務の効率化・コスト削減 |
ステップ3 | DX(ビジネス・組織全体の変革) | 蓄積データをもとにした新規サブスク事業の展開、意思決定の完全データ化 | 市場での競争優位性の確保・新たな価値創出 |
「紙をなくす」「ツールを入れる」といった作業効率化(デジタイゼーション/デジタライゼーション)にとどまらず、「デジタルを活用してビジネスの仕組みや働き方をどう変えるか」まで昇華させた状態がDXです。
DX推進の目的
企業がDX推進に取り組む本質的な目的は、単なる「作業時間の削減」や「コストカット」ではありません。主な目的は以下の3点に集約されます。
変化の激しい市場における競争優位性の確保
顧客ニーズや社会変化に迅速に対応できるビジネスモデルを構築し、他社に対する優位性を確立します。
顧客体験(CX)の飛躍的な向上
デジタルデータを活用して顧客の購買行動やニーズを精度高く把握し、これまでにない利便性や新しいサービス体験を提供します。
データ駆動型(データドリブン)な組織への変革
勘や経験に頼っていた経営・業務判断をデータ根拠に基づく迅速な意思決定へと切り替え、組織全体の生産性と対応力を底上げします。
DX推進を自社で行うには?
自社でDX推進を本格的に始動させるにあたっては、精神論や曖昧なスローガンで進めるのではなく、国の指針や評価軸といった「標準フレームワーク」を活用することが成功への近道です。
ここでは、DX推進を進めるための指標となるガイドラインと、社内推進や経営層への説明材料としても有効な公的制度について解説します。
DXとデジタル化の違い
自社でDX推進を実行に移す際、最も陥りやすい失敗が「デジタルツールの導入(デジタル化)」そのものが目的化してしまうことです。
デジタル化(ツール導入・省力化):業務のペーパーレス化やSFA/RPA等の導入により、「作業時間やコストを削減すること」が主目的。
DX推進(変革・価値創出):デジタル化によって生まれた余力とデータを活かし、「顧客体験の向上や新たなビジネスモデルの構築、組織文化の変革を実現すること」が主目的。
自社で施策を企図する際は、「単にシステムを置き換えるだけ(デジタル化)になっていないか」「その先にビジネスや業務の変革(DX)があるか」を常に意識して進める必要があります。
DXとデジタル化の違いについては、以下の記事でも詳しく紹介しています。
DXとデジタル化の違いとは? 3つの視点と具体例でわかりやすく解説
DX推進の指標となるガイドライン
企業が自社でDXを計画的に推進するための公的指針として、経済産業省が策定した『DX推進ガイドライン』(現在は『デジタルガバナンス・コード』および『DX推進指標』に統合・再編)があります。
これは、日本企業が抱える「2025年の崖」やレガシーシステム問題を克服し、DXを安全かつ効果的に実行するための自己診断ツール・指針となるものです。
DX推進ガイドラインのポイント
DX推進の実務担当者が押さえておくべきガイドラインの重要ポイントは、主に以下の3点です。
経営層のコミットメントと明確なビジョン
単なる現場主導のIT改善ではなく、経営陣が「デジタル技術でビジネスをどう変革するか」という強いビジョンを示し、投資判断を行うこと。DXを推進するための体制と仕組みづくり
経営戦略と連携したIT投資の評価軸を設けるとともに、事業部門とIT部門が一体となった組織横断的な推進体制・DX人材の配置を行うこと。レガシーシステムの刷新とデータ連携の基盤整備
老朽化・複雑化・ブラックボックス化した既存システム(レガシーシステム)を段階的に廃棄・刷新し、全社的なデータ利活用ができるIT基盤を整備すること。
DX認定制度の概要
自社でDX推進の体制整備やガイドラインに沿った取り組みが進んできたら、公的な「DX認定制度」の取得を目指すのが効果的です。
DX認定制度とは
「情報処理の促進に関する法律」に基づき、経営方針やIT活用戦略が『デジタルガバナンス・コード』に準拠し、「DX推進の準備が整っている企業(DX-Ready)」として経済産業省が認定する制度です。
担当者・企業にとってのメリット
経営層や社内への説得材料になる:国の認定を受けることで、自社のDX施策の妥当性を示し、社内の推進機運を高められる。
税制優遇や公的支援(補助金など)の活用:DX投資促進税制(※要件あり)や、中小企業向けの金融支援・補助金の加点措置を受けられる場合がある。
企業価値・採用力の向上:ステークホルダーや求職者に対して「デジタル変革に先進的な企業」としてアピールできる。
DX推進の重要性
企業がDX推進を急ぐ背景には、単なる業務効率化にとどまらない「事業継続を揺るがす深刻な社会的・構造的課題」が存在します。
ここでは、企業が直面している具体的なリスクや変化要因と、それらを乗り越えることで得られる経営上のメリットを整理して解説します。
- 2025年の崖
- 2027年のRPAサポート期間終了
- 労働人口の減少
それぞれ、詳しくみていきましょう。
2025年の崖
「2025年の崖」とは、経済産業省が『DXレポート(2018年)』で提示した警告です。日本企業の多くが抱える老朽化・複雑化・ブラックボックス化した「レガシーシステム」を解消できない場合、2025年以降、最大で年間12兆円の経済損失が生じる可能性があると指摘されています。
老朽化したシステムは保守運用コストが高騰するだけでなく、新しいデジタル技術やデータとの連携が困難であるため、市場の変化に迅速に対応できない最大の要因(足かせ)となります。
2027年のRPAサポート期間終了
業務自動化の手段として多くの企業に導入されたRPA(Robotic Process Automation)ですが、特定のRPA製品や主要OS・インフラのサポート終了、いわゆる「2027年問題」への対応が迫られています。
サポートが終了したソフトウェアを放置して利用し続けると、セキュリティ上の脆弱性が高まるほか、OSアップデートに伴って従来の業務ロボットが突然停止するリスクが生じます。単なる製品のバージョンアップで終わらせず、システム構成全体を見直す機会として捉え、全社的なデータ連携を意識した基盤再構築を図ることが求められます。
労働人口の減少
日本の労働力不足は、もはや一時的な課題ではなく構造的な危機です。総務省の『情報通信白書(2024年版)』や厚生労働省の統計によると、日本の生産年齢人口(15〜64歳)は減少の一途をたどっており、2040年にはさらに急激な落ち込みが予測されています。
限られた人員でこれまで以上の成果・付加価値を生み出すためには、人手に頼った業務運用から脱却し、デジタル技術とデータを前提とした省力化・自動化へのシフト(DX推進)が不可欠です。
経営リスクの顕在化
「2025年の崖」「レガシーシステム」「労働力不足」といった課題に対して適切なDX推進を行わなかった場合、企業には以下のような重大な経営リスクが顕在化します。
維持・保守コストの高騰:老朽システムの保守維持費がIT予算の大半を占め、新規攻めの投資(デジタル戦略)へ予算を分配できなくなる。
IT人材の枯渇とシステムブラックボックス化:旧来システムを知るベテラン社員の退職により、トラブル対応や仕様変更が不可能な状態に陥る。
サイバーセキュリティ・障害リスクの増大:老朽化・複雑化したインフラは大規模障害や情報漏洩事故を引き起こしやすくなり、企業の社会的信用を失う。
市場変化への対応遅れによる競争力の消失:競合他社がデジタル活用で新しい価値を提供・展開する中、自社のみが従来型のビジネスモデルに取り残される。
DX推進による経営メリット
一方で、上記の危機を乗り越えて計画的にDX推進を実行することで、企業は以下のような経営上の大きなメリットを得ることができます。
生産性と業務クオリティの飛躍的な向上
定型業務の自動化やデータ連携により、ペーパーレスや作業時間削減を実現し、コア業務(戦略立案や顧客対応)へリソースを集中可能。
データドリブン経営による意思決定のスピード化
現場や市場のデータをリアルタイムで集計・分析できる環境を整えることで、経営層の迅速で的確な判断が可能になる。
新たな顧客体験(CX)の創出と売上拡大
顧客データや購買行動分析を活用し、パーソナライズされたサービスや新たなビジネスモデル(サブスクリプション等)を展開し、収益基盤を強化できる。
企業はなぜDX推進をするべきなのか?
前章で触れた「2025年の崖」や「労働力不足」といった受動的な理由だけでなく、企業が持続的に成長するためには能動的にデジタルを活用した変化(変革)を起こすことが求められます。
ここでは、企業がDX推進に取り組むべき本質的な理由を4つの観点から解説します。
ビジネスモデル変革の必要性
DXの本質は、単なる業務ツールの導入ではなく、デジタル技術を活かした「ビジネスモデルそのものの変革」にあります。
従来の売り切り型ビジネスや対面主体の営業手法は、市場の急速な変化や顧客ニーズの多様化に対応しきれなくなりつつあります。デジタルデータを活用して新たな収益源やサービス形態を構築することで、変化に強い事業体質へ脱皮することが不可欠です。
変革の具体例
建設機械メーカーの製造販売から「IoT稼働データに基づく予兆保全サブスクリプション事業」への移行
実店舗での対面販売から「購買履歴データを活用したオンライン・オフライン統合(OMP)体験」への転換
競争優位性の確保
既存の市場にデジタル技術を武器にした新規参入者が現れる「ゲームチェンジ」が、あらゆる業界で起きています。他社に先駆けてデジタル活用を進め、自社ならではの強みを構築することは、競合に対する確固たる「競争優位性の確保」につながります。
データを即座に収集・分析できる基盤を持つ企業は、市場のニーズ変化に対して即座にプロダクトやサービスを改修・展開できるため、従来の競合他社に対して大きなアドバンテージを獲得できます。
顧客体験の向上
デジタル技術の普及に伴い、顧客が求める利便性やサービス水準(CX:カスタマーエクスペリエンス)は年々高まっています。
顧客の行動データや問い合わせ履歴を一元管理・分析することで、個々の顧客に合わせた迅速かつパーソナライズされた対応が可能になります。顧客ストレスを軽減し、期待を超える体験を提供することが、ファン(ロイヤルカスタマー)の獲得とLTV(顧客生涯価値)の向上を実現します。
効果のイメージ(具体例)
導入前(Before):紙や複数システムへの手入力により、問い合わせ回答に平均2日を要していた
導入後(After):チャットボットと顧客データベースの連携により、一次回答率が80%向上し、回答時間を「平均15分」に短縮
業務効率化とコスト削減
ビジネスモデル変革やCX向上の基盤となるのが、日常的な業務プロセスの徹底的な「業務効率化とコスト削減」です。
定型的な事務作業や手作業によるデータ入力、ペーパーレス化されていない承認フローなどをデジタル化・自動化することで、人的ミス(ヒューマンエラー)を削減し、業務処理速度を劇的に向上させます。これにより削減できた時間とコスト(リソース)を、企画・戦略立案といった「付加価値の高いコア業務」へ再配分することが可能になります。
効果のイメージ(具体例)
導入前(Before):手作業での受発注処理・転記に月100時間を費やしていた
導入後(After):RPAおよびAPI連携の導入により、データ入力作業を自動化し「処理時間を年間70%削減」
企業によるDX推進の具体例
DX推進の具体的な進め方は、企業の業種や規模、抱えている課題によって多種多様です。他社事例を参照する際は、単に「システムを入れた」という表面的な情報ではなく、「どのような課題に対して」「どんな技術を用いて」「どんな効果が得られたのか」という構造で捉えることが重要です。
ここでは、領域別・業種別・企業規模別の代表的なDX推進の具体例を解説します。
データ分析システムの導入
データ分析システム(BIツールやデータ統合基盤)の導入は、社内に散在するデータを一元化し、データ駆動型の意思決定を可能にするDXの代表的な取り組みです。
事例概要(ケーススタディ)
背景・課題:販売データ、在庫データ、顧客データが部門ごとに個別のExcelや基盤で管理(サイロ化)されており、全社売上の集計や需要予測に毎週多大な工数がかかっていた。
取組内容:クラウド型BIツールを導入し、基幹システムおよび各部門のデータをリアルタイムで一元統合・可視化。
成果:従来手作業で行っていた月次レポートの作成時間が「3分の1以下」に削減。経営層が最新の販売動向をダッシュボード上で即座に把握できるようになり、在庫引き当てや販売施策の意思決定スピードが飛躍的に向上した。
製造業のDX推進事例
製造現場では、熟練技能者の高齢化や人手不足、設備の突発停止リスクが大きな課題となっています。IoTセンサーや画像解析を組み込んだスマートファクトリー化が進んでいます。
事例概要(ケーススタディ)
背景・課題:ベテラン作業員の「経験や勘」に依存した設備保全を行っており、突発的な機械故障によるライン停止(ダウンタイム)と機会損失が発生していた。
取組内容:主要製造設備に後付け可能なIoT振動センサーを取り付け、稼働データとAIによる「故障予兆検知システム」を構築。
成果:異常の初期段階で最適なメンテナンスを実施できるようになり、設備の突発停止時間を年間60%削減。また、熟練者の保全ノウハウがデータとして可視化(形式知化)され、若手スタッフへの技術継承がスムーズになった。
小売・サービス業のDX推進事例
顧客行動の変化やオムニチャネル化に伴い、小売・サービス業ではオンラインとオフライン(店舗)の統合、および顧客体験(CX)の向上が重要視されています。
事例概要(ケーススタディ)
背景・課題:実店舗の来店データとECサイトの購買履歴が分断されており、顧客一人ひとりに合わせた最適な販促提案ができていなかった。
取組内容:顧客ID(アプリ)を共通化し、店舗POSとECの購買データを一元管理するOMO(Online Merges with Offline)基盤を構築。
成果:顧客の購買サイクルや好みに合わせたパーソナライズクーポンをアプリで自動配信することで、リピート購買率が20%向上。さらに、アプリ上での店舗在庫のリアルタイム確認が可能になり、欠品による販売機会損失を大幅に低減した。
中小企業のDX推進事例
「予算やIT人材が限られている」中小企業においては、大規模なシステム刷新ではなく、クラウドSaaSやノーコードツールの活用によるスモールスタートがDX成功の鍵となります。
事例概要(ケーススタディ)
背景・課題:受発注業務や受注伝票の転記をすべて紙とFAX、手書きで行っており、転記ミスや月数十時間の残業が発生していた。
取組内容:AI-OCR(文字認識技術)とノーコードの業務改善ツール(kintone等)を組み合わせ、FAX注文書の読み込みから基幹システムへの入力フローを自動化。
成果:特別なエンジニアを採用することなく、低コストかつ短期間でプロジェクトを完遂。受発注業務の処理時間を年間70%削減し、月間残業時間の削減とミスゼロを同時に達成した。
AI(人工知能)技術の導入
近年、機械学習や生成AI(Generative AI)の登場により、従来の定型業務自動化を超えた「知的業務の高度化・効率化」が急速に進んでいます。
事例概要(ケーススタディ)
背景・課題:カスタマーサポートへの問い合わせ対応や、店舗マニュアル・社内FAQの検索に時間がかかり、現場スタッフの負担が大きくなっていた。
取組内容:社内規定や業務マニュアルを学習させた「生成AI搭載の社内検索チャットボット」および対話型アシスタントを全社導入。
成果:スタッフが必要な情報に到達するまでの時間が平均10分から「数十秒」に短縮。自己解決率が向上したことで問い合わせ対応の件数が半減し、スタッフが本質的な接客や企画業務に注力できる環境が整った。
実際の企業が行ったDXの事例を知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
DXの事例11選を業種別に紹介!成功のポイントとは?
DX推進のステップとロードマップ
DX推進を成功に導くためには、思いつきのデジタル化ではなく、明確なステップに沿った「DXロードマップ」の策定と実行が不可欠です。
支援実績に基づく知見からも、DXプロジェクトが頓挫する原因の多くは「現場分析の不足」や「ロードマップなしのツール選定」にあります。自社でDX推進を進めるための具体的な手順を、次節で詳しく解説します。
DX推進を実施する方法
自社でDX推進を実効性のある形で推し進めるには、適切な「順番(ステップ)」を守って取り組むことが大切です。大きな変革を目指すあまり、いきなりシステムを導入したり体制を作ったりしようとすると、現場の混乱やプロジェクトの空中分解を招きかねません。
ここでは、DX推進を「現状把握」から「計画・体制づくり」、そして「実行・文化定着」まで、順を追って着実に進めるための7つの具体的な実行ステップを解説します。
1. 現状分析と課題整理を行う
DX推進のファーストステップは、自社の現在地と課題を正しく把握することです。
業務プロセス、使用中のITシステム(レガシー化の状況)、社員のデジタルスキル、現場の不満やボトルネックを可視化します。現場へのヒアリングや業務フロー図を作成し、「どこに無駄があるか」「どこをデジタルに置き換えると効果が大きいか」を整理します。
2. DX推進計画の策定
現状の課題がクリアになったら、自社がデジタルを活用して目指す「将来像(ビジョン)」を定義し、それを実現するためのDX推進計画を策定します。
計画策定時には、経営戦略と合致した優先順位をつけ、短期(半年の業務改善)と中長期(2〜3年のビジネスモデル変革)の両軸で整理することが大切です。
DX推進計画については、以下の記事で詳しく紹介しています。
DX推進計画を策定する手順とポイントを徹底解説
DX推進計画に役立つスキルマップ
計画を実効性のあるものにするには、「自社にどんなデジタル人材がどれくらい足りていないか」を可視化するスキルマップ(能力要件定義)の作成が有効です。
経済産業省・IPAが策定した「DX推進スキル標準(DSS-P)」などを参考に、自社に必要な役割(ビジネスアーキテクト、デザイナー、データサイエンティスト、ソフトウェアエンジニア等)とレベル感を明確にし、採用・育成の計画へと落とし込みます。
スキルマップの作成方法や活用のポイントについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
DX人材の育成に役立つ「スキルマップ」とは?各領域ごとの具体例を紹介
3. ロードマップとKPIを設定する
計画を時間軸に落とし込んだ「ロードマップ」を作成し、進捗を客観的に評価するための定量指標(KPI)を設定します。
評価指標(KPI)は抽象的な目標ではなく、数値で measurable(計測可能)に設定するのが鉄則です。
具体的に設定すべきKPI数値の例
業務効率化指標:受発注処理時間を「6か月で40%削減」
事業・収益指標:デジタルチャネル経由の売上比率を「2年で15%から35%へ引き上げ」
組織・人材指標:全社でのDX研修修了率を「1年で80%達成」
4. DX推進の体制を構築する
計画を実行に移すため、責任と権限を持った「DX推進体制」を立ち上げます。
経営層直轄の「DX推進室」などの専門部署を設置するか、事業部門・IT部門からキーマンを集めた専任(あるいは兼任)チームを組織します。推進リーダーには、IT知識だけでなく、社内調整力や変革を牽引する強いリーダーシップが求められます。
5. DX推進の社内説明と合意形成を行う
制度や体制が整っても、現場の理解と協力が得られなければDX推進は空回りします。
「なぜ今DXが必要なのか」「DXによって現場の業務や働き方がどう楽になるのか」をわかりやすく説明し、全社的な合意形成(チェンジマネジメント)を行います。一方的なトップダウンではなく、現場の不安(「仕事を奪われる」「新しいツールの操作が不安」等)を汲み取るコミュニケーションが成功の鍵を握ります。
6. DX推進の実行と評価
まずは小さく始めて成功体験を作る「PoC(概念実証)」やスモールスタートを意識し、パイロット部門で施策を実行します。
定期的にKPIの進捗率を測定し、想定通りの効果が出ているかを評価・検証(PDCAサイクル)します。ボトルネックが見つかれば柔軟に運用やシステムを改善し、成果が確認できたら他部門や全社へ順次横展開していきます。
7. DX文化の定着
DXはツールを入れて終わりではありません。組織全体に「デジタルを当たり前に使いこなし、自ら改善を続ける文化」を根付かせることが最終的なゴールです。
文化定着に成功している企業では、以下のような社員参加型の施策が継続的に実施されています。
文化定着に向けた具体的な施策例と効果
月1回のDX社内事例発表会・PoCコンテスト:他部門の成功事例を横展開し、参加率70%・年間30件以上の業務改善アイデア創出を実現。
ノーコードツール活用ハッカソン:現場社員自らが業務アプリを作成・発表するイベントを開催し、現場主導のデジタル改善運動へ発展。
DX推進人材に求められる役割とスキル
DX推進を成功させる最大のカギは「人材」です。ツールやインフラを揃えても、それを活用して変革を牽引する人材が不足していれば、プロジェクトは途中で頓挫してしまいます。
現場の伴走支援を行ってきた経験からも、DXプロジェクトの成否は「適切な役割分担」と「実務に即したスキルセットの整理」ができているかに大きく左右されます。ここでは、DX推進において求められる役割と必要なスキル、効率的な学習方法を解説します。
DX推進リーダーに求められる役割
DX推進リーダー(ビジネスアーキテクト等)は、経営層の示すビジョンと現場の業務プロセスを繋ぎ、変革プロジェクトを現場主導で完遂させる中心人物です。
具体的には、以下のような役割を担います。
経営戦略からDX戦略・企画への落とし込み
経営層の意図を汲み取り、「デジタルを使ってどの業務をどう変えるか」という具体的なプロジェクト企画・要件に昇華させる。
組織横断のコミュニケーションと合意形成
経営層・事業部門(現場)・IT部門・外部ベンダーの間に入り、利害調整や意識統一を図る(チェンジマネジメント)。
プロジェクトの進行管理とチェンジリーダーシップ
予算・スケジュール・リスクの管理を行いながら、現場の心理的抵抗を和らげ、変革へ向けて組織を牽引する。
DX推進人材に必要なスキルセット
IPAが策定した「DX推進スキル標準(DSS-P)」に準拠し、DX推進人材に求められるスキルを整理すると、大きく以下の3つの領域に分類されます。
ビジネス・マネジメントスキル
業務プロセス理解・課題発見力:自社の現場業務を構造的に把握し、ボトルネックや改善点を見つけ出す力。
プロジェクトマネジメント力:PMBOKなどの手法を活用し、計画策定から実行・評価までの管理を推進する力。
デジタル・ITリテラシー
データ活用・分析スキル:データを根拠とした意思決定(データドリブン)を行うため、BIツールや基本統計の知識を扱う力。
最新テクノロジーの理解:クラウド、AI、IoT、SaaSなどの最新技術で「何ができて何ができないか」を判別できる知識。
マインドセット・ソフトスキル
変革マインド・当事者意識:前例踏襲を脱し、失敗を恐れずに仮説検証(PoC)を繰り返す挑戦的な姿勢。
巻き込み力・ファシリテーション力:異なるバックグラウンドを持つメンバーをまとめ上げ、協働を促す対話力。
DX推進に役立つ資格・学習方法
「何から学び始めればよいか分からない」という推進担当者は、公的な資格試験を道標(ロードマップ)として学習計画を立てるのが効率的です。
体系的なインプットに役立つおすすめ資格
ITパスポート / 基本情報技術者試験(IPA):ITの全般的な基礎知識とITパスポートレベルのビジネスリテラシーを網羅的に習得。
DX検定™ / DX Next検定:ビジネスとITの両面から、DXに関する最新のトレンドや実務知識の理解度を測定。
PMBOK(PMI) / プロジェクトマネジメント関連資格:プロジェクトを計画通りに実行・着地させるマネジメントスキルを証明。
実務で使えるレベルに引き上げる実践的学習方法 資格取得による理論学習に加え、「自社の実際の業務課題を持ち込む実践型の研修・ワークショップ」を組み合わせることが最も効果的です。講義形式のインプットにとどめず、実際の業務プロセスをもとに「DX戦略立案」や「業務フロー再構築」のケーススタディ・ハンズオンを実施することで、明日からの現場業務に直接活かせる実践スキルが身につきます。
企業のDX推進を阻むよくある課題と対策
DX推進を着実に進める上では、多くの企業が共通して直面する「典型的な壁(課題)」をあらかじめ把握し、先手を打った対策を講じておくことが重要です。
ここでは、現場でよく発生する4つの主な課題と、それを乗り越えるための具体的な解決アプローチを解説します。
DXを推進する人材の不足
DXを推進しようにも「社内にITやデジタル戦略に強い人材がいない」「外部からの採用も競争が激しく困難」という問題は、企業の最も大きなボトルネックとなっています。
日本国内におけるDX人材不足の現場については、以下の記事で詳しく紹介しています。
DX人材不足の現状と課題|DX成功のための人材育成方法とは?
DX人材不足への対策を行う
既存社員のリスキリング(再教育)と育成
外部採用だけに頼るのではなく、自社の業務を熟知している既存社員に対して「DX研修」や「実践型ワークショップ」を提供し、ビジネスアーキテクトやDX推進リーダーへ育成するのが最も確実です。
外部専門家(伴走型コンサルティング・研修機関)の活用
立ち上げ初期やナレッジが不足している段階では、計画策定やプロジェクト実行を伴走支援してくれる外部パートナーを活用し、社内にノウハウを蓄積させながら進めます。
レガシーシステムの問題
長年改修を重ねて複雑化・ブラックボックス化した「レガシーシステム」が足かせとなり、新しいクラウドツールやデータ基盤との連携ができないケースです。維持・保守費にIT予算の大部分が削られる要因にもなっています。
レガシーシステム刷新の進め方を検討する
一括刷新(ビッグバン方式)を避け、段階的に切り替える
基幹システムすべてを一度に刷新しようとするとリスクとコストが巨大化します。まずはデータ連携用APIの整備や、効果の高い部分システムからの「段階的なクラウド移行・刷新(モダナイゼーション)」を計画します。
現状システムの可視化と優先順位付け
ドキュメントの整備や棚卸しを行い、保守リスクが高くビジネス価値の創出を阻害しているシステムから優先的に刷新ロードマップを組みます。
経営層との意識の乖離
経営層から「AIを使って何か面白いことをやってくれ」といった曖昧な指示しか出ず具体的な投資判断が得られない、あるいは逆にDX推進の重要性が理解されず予算がつかないという課題です。
現場との温度差への対策を行う
経営層の無理解とともに深刻なのが、「業務が増える」「今のやり方で問題ない」と抵抗する「現場との温度差」です。上下からの板挟みは推進担当者の最大の悩みとなります。
経営層・現場双方への対策アプローチ
経営層へは「リスクとリターン」を定量数値で示す
単なる概念ではなく、「DXを行わない場合のリスク(レガシー維持コストや市場機会損失)」と「推進による定量的効果(KPI)」を公的データや他社事例を用いて説明します。
現場へは「成功体験(スモールクイックウィン)」を共有する
突然の全社改革ではなく、特定の部署で小さな業務改善(ペーパーレスやRPA導入など)を成功させ、「業務が楽になった」という実感を作ってから全社へ波及させます。
投資対効果への不安に対応する
「多大な投資をしても成果が出るか分からない」「ROI(投資対効果)が測定しづらい」という不安から、プロジェクトがPoC(概念実証)のまま足踏みしてしまうケースです。
投資対効果への具体的な対応策
PoC(仮説検証)のゴール基準を事前に明確化する
PoCを実施する際は「何を検証できたら次のステップ(本導入)へ進むか」の判定基準(例:処理時間を30%削減できたら採用)をあらかじめ設定しておきます。
定性成果も含めた多角的な評価軸を設定する
直接的な売上アップだけでなく、「業務時間の削減」「エラー率の低下」「顧客満足度(NPS)の向上」「従業員エンゲージメント」など、DXがもたらす複合的な成果を可視化して評価します。
DX人材の育成にはリンプレス
リンプレスは、企業のDX推進を支援する専門的な研修プログラムを提供しています。
リンプレスの研修は、業界や企業の特性に応じたカスタマイズが可能で、基礎的なDX・ITリテラシーの向上から、専門的なスキルの習得まで幅広く対応しています。
特に、IT・システム構想を行う上流工程において、論理的な思考に基づいて企画を立案する力を身につける研修に強みがあります。基礎的なDXリテラシーだけではなく、「DXを推進するリーダー人材を育成したい」「社内のシステム開発における企画立案力を伸ばしたい」といったニーズにもお応えいたします。
リンプレスのDX研修を実際に導入した事例
ここからは、リンプレスのDX研修を実際に導入した2社の事例を紹介します。
株式会社キタムラ
株式会社キタムラは、全国に1,000店舗以上を展開する写真映像事業の大手企業です。
同社はDX推進に向けた人材育成に課題を抱えており、特に「デジタルを活用した顧客サービスの向上」と「IT戦略の社内浸透」が大きな課題でした。従来の社内研修では、現場での実践的なスキルが不足し、「攻めのIT」を目指すDX推進のスピードに追いつけない状況にありました。
そこで、リンプレスの「顧客分析研修」「プロジェクトリーダー実践研修」「IT・システム企画実践研修」を導入します。対面形式かつカスタマイズ性が高い研修を通じて、実践スキルが身についただけではなく、他社のSEとの交流を通して学ぶことができたと大変ご満足いただけました。
こちらの事例について詳しくは、以下のリンクからご覧いただけます。
株式会社キタムラ様の事例 実践型研修を通じて「カメラのキタムラ」のDX推進人材育成を支援
株式会社ゼンリン
ジャパンマリンユナイテッド株式会社は、要件定義やシステム化計画といった「超上流工程」において、個人の知識や経験にばらつきがあり、IT企画の進め方や手順に関して属人化しているという課題を抱えていました。また、社内の人事育成においてDXやIT領域の体系的な教育プログラムだけが不足していたこともあり、「IT企画力が身に付く研修」としてリンプレスをお選びいただきました。
リンプレスの研修の中で、特にIT企画に特化した体系的なフレーム「CANVAS-SA®」が役立ち、新システムの構想において背景を押さえる「背景確認シート」が参考になったという声をいただきました。
リンプレスのIT企画研修によって、同社のなかで「IT企画における共通的な考え方」を持つことができたという点も、大変満足いただけました。
こちらの事例について詳しくは、以下のリンクからご覧いただけます。
業務改革を主導する"課題解決型組織"の実現へ!ジャパンマリンユナイテッドが挑むビジネストランスフォーメーション(BX)実現に向けた取り組み
DX推進に関するよくある質問
DX推進にあたって、よくある質問として以下が挙げられます。
- DX推進に使える補助金はある?
- DX推進に役立つ資格はある?
- DX推進人材はどうやって育成する?
それぞれの質問に回答します。
DX推進に使える補助金はある?
中小企業向けのIT導入補助金や人材開発支援助成金(旧:キャリア形成促進助成金)などがDX推進に使えます。
上記以外にも国や自治体、業界団体などが提供する補助金や助成金制度を活用することで、DX推進に必要な人材育成費やシステム導入費用の負担を軽減できます。
なお、制度内容は随時変更されるため、最新情報は各公的機関の公式サイトで確認することが重要です。
DX人材の育成に使える助成金・補助金は以下の記事で詳しく紹介しています。
DX人材育成に活用できる助成金・補助金とは?一覧で紹介
DX推進に役立つ資格はある?
DX推進に関連する資格として、デジタル戦略検定やDX推進プロフェッショナル、プロジェクトマネジメント関連資格など、幅広い分野でスキルを証明できるものが存在します。
これらの資格は、個人のキャリアアップはもちろん、企業内でのDX推進プロジェクトにおける信頼性向上にも寄与します。さらに、資格取得を通じて最新のデジタル技術や戦略の知識を習得することで、組織全体のデジタル意識の向上を図る効果も期待されます。
DX推進に役立つ資格については、以下の記事で詳しく紹介しています。
DX推進に役立つ資格12選を一覧で紹介|人材育成のポイントとは?
DX推進人材はどうやって育成する?
DX推進人材の育成は、企業の持続的成長に直結する重要な課題です。
まず、現状のスキルや知識のギャップを明確にし、専門研修、OJT、外部セミナーなどを通じた多角的な教育プログラムを整備します。さらに、実際のプロジェクトに参画させることで実践的な経験を積ませ、成功事例のフィードバックを行うことが効果的です。
内部育成と外部採用のバランスを見極め、継続的なスキルアップ支援体制を構築することが、DX推進人材の確保と定着につながります。
DX人材育成のご相談はリンプレスまでお気軽にお問い合わせください。
まとめ
自社でのDX推進は、現状分析から計画策定、実行・評価、そして文化定着まで一連のプロセスを経ることが不可欠です。2025年の崖、2027年のRPAサポート終了、労働人口減少などの課題に対応するには、レガシーシステム刷新や人材育成、経営層との連携が鍵となります。
DX推進は、計画の策定から実行と評価までステップに沿って進め、企業におけるDX文化の定着を目指しましょう。企業のDX推進には、外部サービスによるサポートを受けることも効果的です。DX人材の育成・DXの内製化支援は、リンプレスにお任せください。











