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プロジェクトマネージャーとプロジェクトリーダーの違いとは?

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この記事ではプロジェクトリーダー育成に役立つ情報をご紹介していきます。

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こんにちは、リンプレスの塚本です。

お客様先に訪問すると、ときおり、

ウチの会社にはプロジェクトマネージャーって役職はあるけど、プロジェクトリーダーって役職は無いんだよね。

プロジェクトマネージャーとプロジェクトリーダーってどう違うの?

このような質問を投げかけられることがあります。


確かに日本国内だけを見ても、プロジェクトマネージャーのみが設置され、プロジェクトリーダーが設置されていないプロジェクトは数多あります。

当然ながら、このようなプロジェクトでも正常に運営されトラブルに陥ることなくプロジェクトを完遂させているケースも多く、プロジェクトリーダーは必要ないのではと思われる方も多数いらっしゃるかもしれません。

しかし、本当にプロジェクトリーダーは不要なのでしょうか?


今回はプロジェクトマネージャー、プロジェクトリーダーの違いについて考察してみたいと思います。

目次[非表示]

  1. 1.プロジェクトマネージャー(PM)とは? PMに求められること 
    1. 1.1.ITプロジェクトでプロジェクトマネージャーに求められる8モデル 
  2. 2.プロジェクトリーダー(PL)とは? PLに求められること
  3. 3.ITプロジェクト成功のために肝心なこと
    1. 3.1.ITプロジェクト成功のために必要な機能
  4. 4.プロジェクトマネージャーとプロジェクトリーダーの役割分担
  5. 5.プロジェクト推進の人材リソースにおける注意点
  6. 6.まとめ


プロジェクトマネージャー(PM)とは? PMに求められること 

プロジェクトマネージャーには、以下のことが求められます。

  • プロジェクトを計画どおりに収束させること
  • プロジェクト活動中にプロジェクトリスクを顕在化させないこと
  • プロジェクト活動全般を通してプロジェクトメンバーが成長すること


これらの要求を満たすためには、どう活動するか(How)のマネジメントが重要になってきます。

リンプレスでは、ITプロジェクトの活動(How)を行う上での意識の置き所として、PQCDSM-SRというモデルを紹介しています。

P(生産性:Productivity)/Q(品質:Quality)/C(コスト:Cost)/D(納期:Delivery)

M(士気:Morale)S(範囲:Scope)/​​​​​R(リスク:Risk)


このモデル中のPQCDSMという要素は、製造現場の6大管理要素として多数紹介されおり、これに、SRの2要素を加えたモデルです。


ITプロジェクトでプロジェクトマネージャーに求められる8モデル 

ひとたび、ITプロジェクトがスタートするとプロジェクトマネジャーは、

  • P:生産性を上げる

  • Q:品質を上げる
  • C:コストを下げる
  • D:納期を縮める
  • S:安全性を高める
  • M:士気を上げる
  • S:範囲を狭める
  • R:リスクを下げる

上記を意識してプロジェクトを管理・運営、推進していくことが必要となります。


プロジェクトリーダー(PL)とは? PLに求められること

プロジェクトリーダーには、プロジェクトを成功裏に終結させるため、文字通りリーダーシップの発揮が求められます。

リーダーシップの和訳は、指導、統率です。


つまり、プロジェクトリーダーには、指導力、統率力を発揮し、そのプロジェクトが持つ力を最大限に引き出すことが求められるのです。


プロジェクトを成功裏に終結させることとは、前述したプロジェクトマネージャーに求められる3点を満たすことに他ならず、プロジェクトリーダーに求められることとはこの実現に貢献することと言い換えることもできます。


プロジェクトリーダーは、プロジェクト期間中、現場に身を置き、メンバーに伴走し、プロジェクトを前に進めるエンジンと言えるでしょう。


ITプロジェクト成功のために肝心なこと

プロジェクトを成功させる為に肝心なことは、

  • 誰が管理・運営の機能に責任を担うのか

  • 誰が推進の機能に責任を担うのか

をプロジェクト内外に明確にし、プロジェクト期間中その責任を果たすことです。

ITプロジェクト成功のために必要な機能

そもそもITシステム構築プロジェクトは、

  • ITシステムそのものを構築する機能

  • プロジェクトを管理・運営する機能
  • プロジェクトを推進する機能

など、完遂に向けたいくつかの機能があります。これらの機能がひとつでも機能不全に陥ると、プロジェクトの成功が危うくなるため、プロジェクトでは各機能に対して責任者が任命されます。


このうち、プロジェクトの管理・運営機能は、当初決めたこと(計画)を逸脱することなく、目的を達成させること、

また、逸脱があれば、関係者間で調整していくことを担います。プロジェクト推進機能は、プロジェクトの先頭に立って方向性を示し、時には指導、統率することを担います。

プロジェクトマネージャーとプロジェクトリーダーの役割分担

プロジェクトマネージャーとプロジェクトリーダーが両立するプロジェクトでは、

  • プロジェクトマネージャーが、管理・運営機能の責任を担う
  • プロジェクトリーダーは管理・運営機能に貢献しつつ、主にプロジェクト推進の責任を担う

上記が一般的な役割分担となっています。

冒頭で述べたプロジェクトマネージャーのみが設置されたプロジェクトの成功事例は、プロジェクトマネージャーがプロジェクトの推進機能にまで責任を担い、完遂に導いたものと考えられます。


プロジェクト推進の人材リソースにおける注意点

プロジェクト推進機能責任者は、フルタイムでプロジェクト現場に身を置ける人材でなければなりません。

プロジェクトは必ずしも順調に進むものではありません。何かことが起こった時の迅速な対応、指導力、統率力の発揮が要求されます。
現場(メンバ、顧客、ユーザ)との距離感が遠いとプロジェクトの推進もままなりません。


これに対し、管理・運営機能責任者は、必ずしも現場に身を置く必要はありません。

管理・運営機能責任者をプロジェクトマネージャー、推進機能責任者をプロジェクトリーダーとするのであれば、その違いのひとつに、現場との距離感の違いがあるのかもしれません。


まとめ

プロジェクトマネージャーへの要求、プロジェクトリーダーへの要求についてまとめてみましたが、これは一考察に過ぎません。

なぜならば、プロジェクトマネージャー、プロジェクトリーダーの役割の定義は自由であり、これが正解と言えるものは存在しないからです。参考にしていただければと思います。


弊社リンプレスでは、プロジェクトリーダーに求められる基礎的なものから実践まで習得できる研修を提供しております。詳細は下記よりご覧ください。



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この記事ではプロジェクトリーダー育成に役立つ情報をご紹介していきます。

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塚本 公士
塚本 公士

株式会社リンプレス 取締役 イノベーション事業部長