
プロジェクトマネジメントスキルが身につく研修プログラムを紹介
ビジネスの現場では今や、部署や職種を問わずプロジェクト単位で物事を進める機会が増えています。こうした変化に対応するには、単なる経験だけでなく、体系的にプロジェクトマネジメントスキルを習得することが不可欠です。計画力、マネジメント力、コミュニケーション力など、複数の能力をバランスよく育てるためには、外部サービスによる研修の活用が効果的です。
本記事では、プロジェクトマネジメント研修の必要性や内容、対象者、選び方のポイント、おすすめの研修プログラムをご紹介します。
DX研修を実際に行った企業の事例を知りたい方は「導入事例:第一三共株式会社様」「導入事例:株式会社八十二銀行様」「導入事例:株式会社ワークマン様」こちらのページをご覧ください。
リンプレスでは、DX推進人材を育成する研修プログラムと、DXの内製化をサポートするコンサルティングを提供しています。自社のDX推進にお困りの方はぜひご相談ください。
プロジェクトマネジメント研修とは?
プロジェクトマネジメント研修とは、業務の計画・遂行・完了に至るまでの各プロセスを円滑に管理・推進するためのスキルを体系的に学ぶ研修プログラムです。
プロジェクトの目的達成に必要な知識だけでなく、リスク対応、チームマネジメント、進捗管理など実務で役立つノウハウが習得できます。未経験者向けの入門講座から、中堅・管理職層向けの実践型まで、レベルに応じた多様なカリキュラムが用意されています。
プロジェクトマネジメントに必要なスキル
効果的なプロジェクトマネジメントには、複数のスキルが求められます。
まず必須となるのが「計画力」と「スケジュール管理能力」です。加えて、メンバーを適切に配置・統率する「マネジメント力」や、関係者とのやり取りを円滑に行う「コミュニケーション力」も重要です。また、予期せぬトラブルにも柔軟に対応する「リスク管理力」、状況に応じた「意思決定力」も欠かせません。
これらをバランスよく育てることがプロジェクトマネジメント研修の大きな目的となります。
プロジェクトマネジメント研修が求められる背景
近年、業種や職種を問わず、プロジェクトベースで物事を進めるケースが増えています。市場の変化が激しく、チーム横断で業務を推進する必要がある現代において、プロジェクトマネジメントのスキルは特定の職種だけでなく、広く企業全体に求められるものになりつつあります。特に「DX推進」や「自律型組織の構築」といった経営課題を背景に、社員一人ひとりのマネジメント能力の底上げが重要視されています。
DX推進のため
DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進においては、IT導入だけでなく、部門を超えた協業や業務改革を伴うプロジェクトが不可欠です。こうした複雑な取り組みを成功に導くには、目標を整理し、複数の関係者をまとめ、進捗をコントロールするプロジェクトマネジメント能力が欠かせません。DXが全社的な課題である今、マネジメントスキルを持つ人材の育成は、企業の競争力強化に直結する重要なテーマです。
そもそも、DXとは何か?という内容は以下の記事で詳しく紹介しています。
全ての社員にマネジメント能力が求められる時代であるため
従来は管理職や専門職に限定されていたマネジメントスキルですが、近年では現場社員にも求められるようになっています。リモートワークやフラットな組織構造の浸透により、個々が自律的に判断・行動し、他者と協力しながら成果を出す力が重要視されているためです。その中核を担うのがプロジェクトマネジメントのスキルです。
あらゆる社員がこの力を身につけることが、組織全体の生産性向上や変化対応力につながります。
おすすめのプロジェクトマネジメント研修プログラム
プロジェクトマネジメント研修を効果的に実施したいなら、リンプレスの研修プログラムがおすすめです。リンプレスは、実践型の人材育成に強みを持ち、現場で役立つプロジェクト推進力やリーダーシップを体系的に習得できる内容が特長です。目的やスキルレベルに応じて、1日で基礎を学べる「PL教室」と、体験を通じて実践力を磨く「TREND-PL®」の2つの研修からなる「プロジェクトリーダー研修」なら、自社に合った形で柔軟に導入可能です。
それぞれの研修プログラムについて、以下から詳しく紹介します。
1Day講義型「PL教室」
「PL教室」は、プロジェクトマネジメントの基本を1日で効率よく学べる講義中心の研修です。
座学での講義とワークショップを通じて、プロジェクト管理技法「PMBOK®」に沿ったプロジェクト管理力と、リーダーシップやコミュニケーションなどのコンピテンス(プロジェクト推進力)について学ぶことができます。
プロジェクトの立ち上げ、進捗管理、関係者との調整、リスクへの対応といった基本的なマネジメントスキルを網羅的に学習できます。ケーススタディも取り入れており、知識を実践に結びつける工夫がされています。新任リーダーや、プロジェクトの経験が浅い社員にとって、最初の一歩として最適なプログラムです。
4Days実践・体験型「TREND-PL®」
「TREND-PL®」は、4日間かけて模擬プロジェクトを通じてプロジェクトマネジメントの本質を体得する体験型研修です。受講者はチームで目標を達成するプロセスを実行し、課題への対応や意思決定、チームビルディングなど、現場さながらの状況を体感します。講師からのフィードバックもあり、受講後の行動変容や自信につながる点が特長です。業種や業界の異なる参加者とのグループ討議を経験できるため、広い視野を持つ自立型リーダーを育てたい企業に非常に適したプログラムといえます。
プロジェクトマネジメント研修の対象者
プロジェクトマネジメント研修は、役職や職種にかかわらず、プロジェクトに関わるあらゆる人材に有効です。例として、以下のような人材が対象者として挙げられます。
現職のプロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャー候補
システム開発を行うエンジニア
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
現職のプロジェクトマネージャー
すでにプロジェクトを管理しているマネージャーにとって、研修は自身のスキルやマネジメント手法を見直す良い機会になります。特に、これまで自己流でマネジメントを行っていた場合、体系的な知識と実践的なノウハウを改めて学ぶことで、業務の質を一段と高めることが可能です。定期的なスキルアップ研修としての活用も有効です。
プロジェクトマネージャー候補
これからプロジェクトマネージャーを任される予定の人や、将来的にリーダー職を目指す人にとって、研修は準備段階での貴重な学びの場です。
研修を通じてマネジメントの全体像を把握し、役割や責任、業務の流れを理解することで、不安を解消しスムーズに業務に入ることができます。早い段階で必要なスキルを習得しておくことで、成長スピードも格段に上がります。
システム開発を行うエンジニア
エンジニアもプロジェクトの中心的な役割を担う場面が増えており、マネジメント視点を持つことは大きな強みになります。要件定義や工程管理、顧客との調整など、技術以外の要素もプロジェクト成功に不可欠です。マネジメント研修を受けることで、技術と管理の両面に強い“ハイブリッド人材”として活躍の幅を広げることができ、キャリアアップにもつながります。
効果的なプロジェクトマネジメント研修の選び方
プロジェクトマネジメント研修は、多くのサービスが存在するため、内容や目的に合ったプログラムを選ぶことが重要です。単なる知識習得にとどまらず、受講者の業務やレベルに合ったスキルを実践的に身につけられる研修が理想です。
ここでは、導入前に押さえておきたい4つの選定ポイントを紹介します。これらを基準にすることで、自社の人材育成に本当に役立つ研修を選ぶことができます。
カスタマイズ性で選ぶ
研修プログラムが自社の業種やプロジェクトの特性に合わせてカスタマイズできるかは、成果に直結する大きな要素です。一般的なテンプレート型ではなく、自社の実情に即したケーススタディや課題設定ができる研修であれば、受講者の理解度が高まり、実務への定着率アップも期待できます。業務課題を研修テーマに反映できるかどうかを事前に確認することが選定のカギです。
実践力が身につくカリキュラムで選ぶ
知識だけでなく、実際に行動できる力を養うには、演習やシミュレーションが豊富に組み込まれた研修が効果的です。グループワークや模擬プロジェクトを通じて、計画立案・進捗管理・問題解決といった一連の流れを体験できるカリキュラムは、現場で即戦力として活かせるスキルを育てます。研修後の行動変容まで見据えた構成になっているかが重要な判断ポイントです。
実施方式の自由度で選ぶ
オンライン・対面・ハイブリッドなど、研修の実施方式が柔軟に選べるかどうかも重要です。特に全国に拠点を持つ企業や、在宅勤務を導入している組織では、オンライン対応の有無が研修参加率に大きく影響します。また、複数回に分けて受講できるか、録画コンテンツの提供があるかなど、学習スタイルに合わせた受講が可能かを確認しておくと、導入後の満足度が高まります。
講師の質で選ぶ
講師の実務経験や指導スキルは、研修の成果に大きく影響します。プロジェクト現場での経験が豊富で、受講者の業種や状況に即したフィードバックができる講師であれば、より深い学びが得られます。また、単なる理論の説明だけでなく、受講者の理解度を引き出すファシリテーション能力も重要です。講師紹介ページや受講者の声を確認し、講師の質を見極めることが成功のポイントです。
プロジェクトマネジメントスキルが身につく研修なら「リンプレス」
実務に直結するマネジメントスキルを身につけたいと考える企業におすすめなのが、リンプレスの研修プログラムです。単なる座学だけではなく、実際のプロジェクト運営を模した体験型プログラムを通じて、意思決定力やチーム統率力、リスク対応力といった本質的なスキルを養えます。新任リーダーから経験豊富なプロジェクトマネージャーまで、レベルに応じた内容が用意されており、継続的な人材育成に最適です。
リンプレスの強み
リンプレスの最大の強みは、実践力を高める「体験型」の研修に特化している点です。特に4日間の実践演習「TREND-PL®」では、模擬プロジェクトの遂行を通じて、受講者が自ら考え、行動し、フィードバックを受けながらマネジメントスキルを深めていくことができますます。また、豊富な導入実績と業種を問わない汎用性も高く評価されています。個社ごとの課題に応じたカスタマイズ対応も可能で、企業の育成方針に柔軟にフィットします。
リンプレスの研修プログラムを紹介
リンプレスでは、目的に応じて選べる2つの研修プログラムを提供しています。1つは、1日でプロジェクトマネジメントの基本を網羅する「PL教室」です。マネジメント未経験者や新任PM向けに、必要な知識と考え方を効率よく学べます。
もう1つは、4日間の実践型研修「TREND-PL®」です。模擬プロジェクトを通じて、実際の現場さながらの環境で意思決定力やチーム運営力を養う内容です。現場力を重視する企業に非常におすすめです。
リンプレスの「プロジェクトリーダー研修」について詳しくはこちら
DX研修を実際に行った企業の事例を知りたい方は「導入事例:第一三共株式会社様」「導入事例:株式会社八十二銀行様」「導入事例:株式会社ワークマン様」こちらのページをご覧ください。
リンプレスでは、DX推進人材を育成する研修プログラムと、DXの内製化をサポートするコンサルティングを提供しています。自社のDX推進にお困りの方はぜひご相談ください。
リンプレスの研修を導入した企業の事例
東洋船舶株式会社は、船舶関連ビジネスのソリューションプロバイダーとして、国内トップクラスの用船仲介サービスなど多面的な事業を展開しています。同社は、会社規模や事業拡大に伴い、情報システム部門の負担増加と迅速な対応の難しさという課題に直面していました。
この課題を解決するため、2024年3月にリンプレスの「企画研修」および「プロジェクトマネジメント研修」を導入します。リンプレスの研修により、現場部門の社員が自ら業務プロセスを理解し、課題を抽出・解決するスキルを習得できました。結果として、社員の意識改革が進み、業務改革の推進力が向上しました。
こちらの事例について詳しくは、以下のリンクからご覧いただけます。
東洋船舶株式会社様の事例_「全社員IT武装化」実現に向けた取り組みに迫る
DX研修を実際に行った企業の事例を知りたい方は「導入事例:第一三共株式会社様」「導入事例:株式会社八十二銀行様」「導入事例:株式会社ワークマン様」こちらのページをご覧ください。
リンプレスでは、DX推進人材を育成する研修プログラムと、DXの内製化をサポートするコンサルティングを提供しています。自社のDX推進にお困りの方はぜひご相談ください。
まとめ
プロジェクトマネジメント研修は、変化の激しいビジネス環境において、個人と組織の成長を加速させる重要な手段です。現場で活かせるマネジメント力や意思決定力、チームを統率するリーダーシップなど、多面的なスキルを体系的に習得できます。研修を導入する際は、自社の課題や受講者のレベルに合ったプログラムを選ぶことが成功のカギとなります。実践型で即戦力を育てる「リンプレス」の研修は、企業の人材育成における強力なパートナーとなるでしょう。
<文/文園 香織>