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DX人材育成のキーワード「リスキリング」「リカレント教育」「アップスキリング」それぞれの違いとは?


2022年4月、経済産業省と情報処理推進機構(IPA)が、デジタル人材育成支援を目的としたポータルサイト「マナビDX」を開設するなど、日本企業全体のDX実現に向けた人材育成支援が進められています。


このDX人材育成に関連するキーワードとして、近年では社員にデジタル関連の知識や技術を習得させる「リスキリング」「リカレント教育」「アップスキリング」などが注目されています。


今回の記事では、DX人材を育成していく上で基本知識として押さえておきたいリスキリングやアップスキリングなどの定義と、企業がDX人材育成を進めるポイントを解説していきます。


目次[非表示]

  1. 1.DX人材育成におけるリスキリングとは
  2. 2.リカレント教育との違い
  3. 3.アップスキリングとの違い
  4. 4.誰を、DX人材として育成していくのか
  5. 5.DX人材育成を推進するためのポイント
  6. 6.まとめ


DX人材育成におけるリスキリングとは

リスキリング(re-skilling)とは「新しい職業に就くため、あるいは今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、新たなスキルを獲得すること」です。


DX人材について言えば、これまで事業部門にいた人材がDX専門部署への異動に伴い、新たにIT・デジタル技術関連のスキルを身につけることがリスキリングです。


海外ではリスキリングに積極的な企業も多く、例えば世界最大のEC企業Amazonでは、2025年までに従業員10万人に対してリスキリングを実施することを発表しています。

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具体的には、倉庫作業員などの非技術系人材をIT系エンジニアとして養成する「アマゾン・テクニカル・アカデミー」や、IT系エンジニアが機械学習・AI等の高度スキルを獲得するための「マシン・ラーニング・ユニバーシティ」などの取り組みを実施しています。




リカレント教育との違い

リスキリングに似たキーワードとして「リカレント教育」があります。


リスキリングとの大きな違いは、リスキリングが現在の仕事を続けながら企業が求める新たなスキル習得を目指すことであるのに対し、リカレント教育は一般的に一度職場を離れ、大学や専門学校で必要なスキルを学ぶという点です。

あくまで個人が、DX人材として必要なスキル獲得のために現職を離れ、AI・データサイエンス等を学び直すことはリカレント教育と言えます。



アップスキリングとの違い

もうひとつ、リスキリングに似たキーワードとして「アップスキリング」という言葉があります。


リスキリングが「現在とは異なる職種や業務に就くために行うスキルアップ」であるのに対し、アップスキリングは一般的に「仕事の基本的な内容や職種は同じままスキルをアップデートすること」とされています。

DX人材育成の現場では、初めてプロジェクトリーダーを任されることになった社員が、プロジェクト管理技法を学ぶために研修を受講することはアップスキリングと言えるでしょう。



誰を、DX人材として育成していくのか

これまでリスキリング・リカレント教育・アップスキリングの違いを見ていきましたが、”新たな知識やスキルを身につける”という観点ではこの3つに大きな違いはありません。


重要なことは、ビジネスにデジタル・ITが不可欠な現在の状況下において、DXを決して他人事として考えるのではなく、誰もがスキルや知識を常にアップデートする必要があるということです。


DXというとAIやクラウド、ビッグデータなど高度かつ専門的なデジタル技術の活用に注目されがちですが、真のDX実現には専門的な知識を有する人材だけではなく、自社の業務やビジネスに精通した人材も求められます。


つまり、企業が自社を取り巻く変化に対応し、DX・デジタル化を促進していくためには、デジタル・ITを活用する全ての社員に育成の必要があると考えられます。


DX人材育成を推進するためのポイント

人材育成はただ実施するだけでは意味がありません。

ここからは実際に企業内でDX人材育成を進めるためのポイントを解説します。


Point1.DX推進に必要な人材像や求めるスキルを定める

まずは企業の現状・あるべき姿を検討し、自社に必要な人材やスキルはどういったものかを可視化/言語化していくことが重要です。

そのうえで社員の保有しているスキルやリテラシーとのギャップを埋めるために、適切な教育を実施していきます。

経営者や部門長は当然これらを意識するべきですが、社員一人ひとりが組織の求める人材になるために意識してスキルアップに取り組むと良いでしょう。


Point2.効率的なプログラムの策定

社員一人ひとりが自発的に、モチベーション高く取り組むための仕組みを設けることが重要です。

社員が新たなスキルを獲得することで将来の自分がどうなるのか、その結果企業はどうなるのかといったビジョンをもとにプログラムを策定する必要があります。

また、何を学習するか(What)を定めることはもちろんですが、どのように学ぶか(How)を定めることも大切です。

従来は移動時間や日程に制約がかかる集合型の研修が主流でしたが、近年ではオンライン研修も充実しています。それぞれのメリットを活かして適切なプログラムを策定することが重要です。

参考記事:「オンライン研修」導入のすすめhttps://www.linpress.co.jp/blog/c29


Point3.習得したスキルの実践

リスキリングやアップスキリングを進める上で、最も重要と言えるのがこの「実践」です。なぜなら人材育成はあくまでも手段であって目的ではないからです。

学習した内容を実際の業務やプロジェクトで、実践→振り返り→学習→実践というサイクルを繰り返し、スキルを磨き続けることが重要です。

実際にラーニングピラミッドという考え方でも、「実践」が高い学習定着率をもたらすと言われています。


参考記事:アクティブラーニングとは?人材育成にアクティブラーニングを取り入れるメリットをご紹介https://www.linpress.co.jp/blog/c53


まとめ

今回はリスキリングやアップスキリングなどの定義や、実際に人材育成を進めるうえで重要なことを解説していきました。

最後に今回のポイントを以下の通りまとめておきます。


◆「リスキリング」「リカレント教育」「アップスキリング」の違い



◆DX人材育成を推進するためのポイント

  1. DX推進に必要な人材像や求めるスキルを定める
  2. 効率的なプログラムの策定
  3. 習得したスキルの実践


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森田 晋之介
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