アクティブラーニングとは?人材育成にアクティブラーニングを取り入れるメリットをご紹介
こんにちは。
リンプレスの三宮です。
近年、学校や教育業界では『アクティブラーニング』が注目されています。
企業の育成担当の方なら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
文部科学省が平成29年に発表した『新しい学習指導要綱の考え方』にも、アクティブラーニングについて記載されています。
今回はこのアクティブラーニングについてご紹介していきます。
目次[非表示]
- 1.アクティブラーニングとは?
- 2.ラーニングピラミッドとは?
- 3.講義は本当に定着しないのか?
- 4.まとめ
アクティブラーニングとは?
アクティブラーニングとは学習者が受動的に学ぶのではなく、グループ討議やグループワークを通して能動的に学習する方法です。
これにより、認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験などの汎用的能力の育成を図ることを狙いとしています。
また、アメリカ国立訓練研究所が研究結果で学習方法とその定着率を発表しています。
その中にある‘‘ラーニングピラミッド‘‘という図で、まさにアクティブラーニングの領域は学習定着率が高いという結果が出ています。
ラーニングピラミッドとは?
このラーニングピラミッドとは、どういった学習方法が学習定着率が高いかを示した図です。
これによると”講義”が最も定着率が低く、”グループ討議、自ら体験する、他の人に教える”といった能動的学習方法がより高い定着率となるという結果が出ています。
弊社(株式会社リンプレス)が提供する、プロジェクトリーダー研修でも、グループ討議・グループワークを中心としており、特にグループ討議では参加者に主体的に取り組んでもらうために弊社のスタッフは介入しません。
あくまで討議などが行き詰った際の軌道修正のみで、基本的には参加者自らが討議と成果物の作成を行います。
こういった研修は参加者自ら能動的に学ぶことでより高い学習効果が期待できます。
講義は本当に定着しないのか?
ラーニングピラミッドによると”講義”は最も学習定着率が低いと言われていますが、本当に定着率が低いのでしょうか?
講義のみの研修でもその研修で学んだことを実践で活かすことが出来れば定着します。
ただ、講義のみの研修は世の中にはたくさんあります。
その全てで定着率が低いわけではなく、研修を受講する方ご自身が講義内容を自ら体験するためにInputし体験の中でOutputすることが重要です。そうすることで講義でも定着率が上がっていきます。
特に近年は研修のオンライン化に伴い、動画やWeb中心の研修も増えてきています。Inputする方法はたくさんあり、それをOutputするために習慣化することが求められてくるのではないでしょうか。
プロジェクトリーダーの育成にも、InputだけではなくOutputする習慣が必要です。プロジェクトリーダーには、PMBOKなどの知識をInputするだけでなく、Competence(コンピテンス)という実現能力が欠かせないと考えているからです。
<参考記事>
弊社ではCompetence(コンピテンス)という実現能力を身に着けるために以下のプロセスが必要だと考えています。
Competence(コンピテンス)・・・実現能力
社会的能力と呼ぶことができる。さまざまな経験・体験を通して身につける能力であり、これは他者との関わりの中で習得され発揮される。たとえばコミュニケーション能力、リーダーシップ、協調性、積極性などと言われてきたことである。また、人に迷惑をかけないというような社会常識も含まれている。
まとめ
弊社のお客様で研修後の効果や定着するための方法として研修の内容を部下や部門のメンバに教える勉強会を実施している企業があります。まさに学習後にOutputする習慣化の一つです。
研修を受けたからスキルアップできるのではなく、研修を受けた後にどういったことをするかによって、研修の効果に違いが出てくるのではないでしょうか。
リンプレスではお客様のITプロジェクト成功をご支援するための研修を各種ご用意しています。
ご興味のある方は、ぜひお問合せください。
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