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プロジェクトリーダーが発揮すべきリーダーシップとは? そしてその“強さ”とは?

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この記事ではプロジェクト推進に役立つ情報をご紹介していきます。

実践を通してプロジェクト推進に必要なスキルを学べる研修はこちら(https://www.linpress.co.jp/project-leader

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皆さん、こんにちは。リンプレスの塚本です。

今回のブログではプロジェクトリーダーが発揮すべきリーダーシップについてご紹介します。


目次[非表示]

  1. 1.リーダーシップとは
  2. 2.プロジェクトリーダーが発揮すべきリーダーシップとは
  3. 3.リーダーシップの強さとは
  4. 4.まとめ


リーダーシップとは

ITプロジェクトにおけるリーダーシップとは何かと質問すると、それはプロジェクトリーダーが発揮すべきものだという答えが返ってくることがありますが、リーダーシップとはプロジェクトリーダーだけが発揮するものとは限りません。


リーダーシップとは、ITプロジェクトに限らず、集団の課題達成や集団維持に貢献する機能のひとつと言われており、この機能はメンバーと分ち担うことが可能です。


上記のような場合、議長は会議を進行する、参加者は意見を出す、書記は議事録を作成するということに対し、リーダーシップを発揮します。

議長を含め、これらの人たちの貢献があるからこそ、会議が成立します。


ITプロジェクトでは、

仕様を決める、顧客と調整する、進捗を管理する、設計する、製造する、テストを推進する…という様に、プロジェクト活動の様々な局面において、リーダーシップの発揮が求められますが、規模が大きくなるほど、一人のリーダーがこの全てに対し、リーダーシップを発揮することは困難であるため、分担して進めることが必要になってきます。


プロジェクトリーダーが発揮すべきリーダーシップとは

リーダーシップはメンバーと分ち担うことが可能とお伝えしましたが、全てが分担可能というわけではありません。

プロジェクトリーダーは、プロジェクトを推進し完了させるために、メンバー一人一人がリーダーシップを発揮できる環境を整え、その発揮を促し続けなければなりません。


つまり、プロジェクトを推進し完了させることに対し、リーダーシップを発揮し続けることが要求されるのです。

したがって、まず要求されることは、

  • プロジェクトを良い状態に維持し続ける

ということにリーダーシップを発揮することです。


しかし、ITプロジェクトは難しく、必ずしも良い状態を維持できるとは限らず、プロジェクト活動の定量的情報(予実情報など)、定性的情報(メンバーの様子など)から、

  • 現在の状況を正しく認識すること
  • 認識した結果に問題があるので、対策を決断すること
  • 決断した結果どおりに対策を実行すること

に対しても、リーダーシップの発揮が求められます。

このリーダーシップを発揮するためには、“強さ”が必要です。

リーダーシップの強さとは

【状況をありのままに認識する】

プロジェクトに問題の兆候が顕れていたとしても、それに気づかない、あるいは、状況認識を誤ってしまう場合があります。


それには次のような理由があるからです。

場合によっては、メンバーが怒られたくないという心理から、遅延が発生しているにも関わらず、予定どおりと報告してくるかもしれません。

また品質が悪いと認識しているにも関わらず、どこかで向上されるだろうと考える。といったようなことから引き起こされる認識齟齬はプロジェクトに致命傷を与えかねません。


プロジェクトリーダーには、周囲の人の意見や自分の先入観に惑わされることなく、状況をありのままに認識する強さが必要です。

【非を認める勇気と決断/実行】

状況をトラブルと認識したのであれば、その先で更なる強さが要求されます。
なぜならば、ITプロジェクトのトラブルの多くは“人”に起因するからであり、トラブルの芽が“人”である以上、“人”との対決や葛藤は避けられないためです。


まずは、トラブルを招いてしまった自分の非を認める勇気が必要であり、その上で、自分自身が先頭に立ち、トラブルの芽と対峙し、その排除を決断し、実行する強さが求められます。


【正常時の強さ、異常時の 強さ】


プロジェクトリーダーが発揮すべき強いリーダーシップとは、


■ 正常時
メンバーのリーダーシップを引き出し(After you)、日常性を継続し続けるために先を読み、トラブルの芽を事前に摘み取り続けること
■ 異常(トラブル)時
自分自身が先頭に立ち(Follow me)、プロジェクト推進に害を及ぼす事象を排除し、トラブルが収束するまで、決断と実行を繰り返し続けること

であると考えます。

まとめ

上記のようなことを踏まえて、弊社の研修「TREND-PL」では、研修に以下のような特徴を持たせています。

  1. 講義より体験を重視する
  2. プロジェクトの要所(準備段階、計画段階、実行時)において大切なPLとしての『ものの見方・考え方』を学習する

詳細は下記リンクよりご覧いただきたいですが、是非、ご紹介する機会を賜りたいと思います。


TREND-PLの詳細を見る>


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この記事ではプロジェクト推進に役立つ情報をご紹介していきます。

実践を通してプロジェクト推進に必要なスキルを学べる研修はこちら(https://www.linpress.co.jp/project-leader

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塚本 公士
塚本 公士
株式会社リンプレス 取締役 イノベーション事業部長 長年、プロジェクトリーダーとして金融業や製造業など幅広くエンタープライズ系システム構築プロジェクトを担当。 現在は主にプロジェクトリーダー研修を担当し、長年の開発経験を通じて得た実務に役立つ知識とテクニックをお伝えしています。