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DX人材には「IT企画力」が重要に


目次[非表示]

  1. 1.はじめに
  2. 2.なぜ「IT企画力」が重要なのか
  3. 3.IT企画人材育成における課題
  4. 4.IT企画手法「CANVAS-SA®」をもとにした体系的な学習



はじめに

間もなく迎える「2025年の崖」問題を受けて、様々な企業がDX推進を急務としており、当社にもDX実現に向けた人材育成やコンサルティングのご相談をいただく機会が増えてきました。


なかでも最近、よくお問合せをいただくのが「IT企画人材の育成」に関するご相談です。


今回の記事では、DX推進人材に「IT企画力」が求められる背景や、IT企画力をどのように強化していくかご紹介していきます。


リンプレスではDXの企画・構想に活用できるフレーム「CANVAS-SA®」をもとに研修・コンサルティングを実施しています。ぜひご覧ください。​​​​​​​⇒​​​​​​​DXの企画構想立案に役立つフレームを見る(無料)


なぜ「IT企画力」が重要なのか


大前提として、DXとは「企業がAI、IoT、ビッグデータなどのデジタル技術を活用して、業務プロセスの改善や、新たなビジネスモデルの創出、レガシーシステムからの脱却や企業変革を実現すること」を意味しています。


つまり「デジタル・IT化を”手段”として、ビジネスモデルや製品・サービスの変革を行うこと」であり、単にデジタル技術の導入が目的ではないということです。


従来のIT化はIT部門が業務部門からの改善要望を受けて企画を行い、RFPを作成、そのRFPを複数社のITベンダに提示し、新システムの提案を受けてようやく開発スタート・・・といったようにIT部門主導で行われていました。


しかし現在は事業部門主導でデジタル・IT化を推進する企業が増えてきています。

その理由のひとつとして前述の通り、DXはビジネスを中心に考えるということがあります。

今までのようなIT化はIT部門の仕事という考えから脱却し、事業部門は自社のビジネスや業務を理解していることを強みとしてデジタル・IT化を主導することが重要です。


昨今ではローコード/ノーコードツール等の進展によって簡単に業務アプリケーション等を構築できるため、事業部門が自ら「業務の可視化」「課題の洗い出し」「改善・改革の提案」などができるようになることで、外部環境の変化にもスピーディに対応したビジネス変革を行うことが可能となります。

このような背景もあり、大手企業をはじめとするDX先行企業は事業部門のIT企画力強化を進めています。


IT企画人材育成における課題


これまでIT部門中心にIT化を行ってきた企業では、事業部門側にITプロジェクトの経験が少なく、”IT企画段階で何をどこまで検討するか分からない”といった課題がよく挙げられます。


そのためにまずはIT企画の一連の流れを知り、各工程で検討すべきことは何か、どういった観点で業務の可視化や問題発見・解決を行うかを理解することが重要です。


※IT企画のプロセスは企業や個人によって「要求定義」「要件定義」「上流工程」などと呼ぶこともあり、これらの言葉の示す範囲は微妙に異なります。

「要求定義」と「要件定義」の違いについては以下の記事も参考にしてください。

https://www.linpress.co.jp/blog/c38



また、実際に業務の可視化や問題点・ニーズの洗い出しを行うにはフレームの活用が効果的です。

このあとの章では、当社が持つ独自のIT企画フレーム「CANVAS-SA®」と、IT企画の進め方を体系的に学べる研修について詳しくご紹介していきます。



IT企画手法「CANVAS-SA®」をもとにした体系的な学習


「CANVAS-SA®」は、上流工程を8つのステップに分け、前半のステップでは現場のニーズから如何にして真のニーズを導き出すか、真のニーズから如何にして業務課題・システム課題・コンセプトを導くか(ビジネス分析)を行います。
後半のステップでは、システム課題を実現可能なIT化計画とするために、将来の業務プロセスと実現方式(システム)を計画します。


単なる手順書ではなく、各ステップで以下のような成果物を作成しながら進めていくため、現場に導入しやすいフレームであることが特徴です。

「CANVAS-SA®」で作成する主な成果物(一例)


▼「CANVAS-SA®」の全体概要がわかる資料はこちらhttps://www.linpress.co.jp/download/canvas-sa


このIT企画手法(方法論)を活用することで、
・IT企画の基本的なアプローチ(進め方)
・業務課題・システム課題の洗い出し
・現場のニーズから真のニーズへ導く方法

を身につけることが可能となります。


リンプレスではこの「CANVAS-SA®」を活用し、実践・体験を通してIT企画のプロセスを学べるIT企画研修を提供しています。

IT企画研修の詳細はこちらのページをご覧ください。

▼IT企画研修ご紹介ページ
https://www.linpress.co.jp/lp_sa


また、下記日時ではIT企画を進める上でのポイントについて、より詳しくお伝えする無料セミナーを開催いたします。

大手企業をはじめとしたIT企画研修の導入事例などもご紹介予定ですので、ご興味ある方はぜひ参加をご検討ください。


【オンデマンド配信】実践・体験型IT企画研修「STUD-SA」無料説明会

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◆今すぐ視聴する:https://www.linpress.co.jp/seminar/ondemand/09_entry


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森田 晋之介
森田 晋之介
株式会社リンプレス セールス&マーケティング事業部  株式会社リンクレアに営業職として入社。リンプレス入社後はインサイドセールスやマーケティングを担当し、現在は主にマーケティングを担当。