
日本企業のDXが進まない原因とは?データで詳しく解説
多くの企業でDX・デジタル化に対する意識が高まる一方で、まだまだ思うようにDX実現に向けた取り組みが進まないといった企業が多いのではないでしょうか。
今回の記事では日本企業が抱えるDX推進の課題とその解決策についてご紹介していきます。
DX研修を実際に行った企業の事例を知りたい方は「導入事例:第一三共株式会社様」「導入事例:株式会社八十二銀行様」「導入事例:株式会社ワークマン様」こちらのページをご覧ください。
リンプレスでは、DX推進人材を育成する研修プログラムと、DXの内製化をサポートするコンサルティングを提供しています。自社のDX推進にお困りの方はぜひご相談ください。
日本のDXはなぜ進まないのか?
日本企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)が進みにくい背景には、組織文化やIT投資の遅れ、デジタル人材不足など複数の要因があります。
特に日本企業は既存の業務プロセスを重視する傾向が強く、新しいデジタル技術を取り入れた業務改革に慎重になりがちです。また、レガシーシステムの維持に多くのコストがかかるため、DXに向けた投資が後回しになるケースも少なくありません。
データ活用や意思決定のスピードといった面で海外企業に遅れを取っており、結果としてDX推進のスピードが鈍化していると指摘されています。
2025年「世界デジタル競争力ランキング」における日本の順位
国際経営開発研究所(IMD)が発表した2025年の「世界デジタル競争力ランキング」では、日本は69カ国・地域中30位でした。前年より1つ順位を上げたものの、依然として中位にとどまっています。
ランキングは「知識(人材や教育)」「技術(規制や資本)」「将来への準備(DXへの社会の準備度)」の3要素で評価されます。日本は「知識」で23位と比較的健闘した一方、「将来への準備」は39位と低く、企業の俊敏性やビッグデータ活用などの項目で評価が低いことが課題とされています。
これらの結果は、日本企業のDX推進が依然として遅れている実態を示しています。
参考:2025年版IMD世界デジタル競争力ランキングでスイスが首位に浮上、日本は30位(世界、日本、スイス) | ビジネス短信
日本のDXが進まない6つの理由
日本企業でDXが思うように進まない背景には、組織体制や人材、IT環境など複数の課題が複雑に絡み合っています。DXは単なるIT導入ではなく、ビジネスモデルや業務プロセスを根本から変革する取り組みですが、多くの企業では部分的なデジタル化にとどまっているのが現状です。
ここでは、日本企業のDXが進まない主な理由を6つの観点から解説します。
全社的なDXへの理解が進んでいない
DXを成功させるためには、経営層から現場まで組織全体で目的や必要性を共有することが不可欠です。
しかし、日本企業ではDXがIT部門の取り組みとして認識されることが多く、全社的なプロジェクトとして捉えられていないケースが少なくありません。
その結果、現場の業務改革が進まず、単なるツール導入で終わってしまうことがあります。DXの本質を理解し、組織全体で変革に取り組む意識を醸成することが重要です。
経営層がITに弱い
DXは経営戦略と密接に関わる取り組みであり、本来は経営層が主導して進めるべきものです。しかし、日本企業ではITやデジタル技術に詳しい経営者がまだ少なく、DXの重要性を十分に理解できていない場合があります。そのため、IT投資がコストとして扱われたり、DXの意思決定が遅れたりすることがあります。
経営層がデジタルの知識を持ち、ビジネス変革の視点でDXを推進することが求められています。
レガシーシステムが刷新できていない
多くの日本企業では、長年使われ続けてきた古い基幹システム(レガシーシステム)がDXの大きな障壁となっています。これらのシステムは複雑化していることが多く、改修や連携が難しいため、新しいデジタル技術の導入が進みにくい状況です。
また、維持管理に多くのコストと人材が割かれているため、新たなIT投資に踏み切れない企業も少なくありません。DXを進めるためには、システムのモダナイゼーションが重要な課題となります。
「ベンダーロックイン」の発生
特定のITベンダーにシステム開発や運用を依存してしまう「ベンダーロックイン」もDX推進の障害の一つです。
ベンダーに依存した状態では、システムの改修や新しい技術の導入を柔軟に行うことが難しくなります。また、企業側にシステムの知見が蓄積されにくいため、DXの主導権を自社で握れないという問題も生じます。
DXを進めるには、自社でIT戦略をコントロールできる体制づくりが重要です。
具体的なDXビジョンを策定できていない
DXを成功させるためには、企業としてどのような姿を目指すのかという明確なビジョンが必要です。
しかし、多くの企業ではDXの目的が曖昧で、「とりあえずデジタル化する」という状態に陥りがちです。その結果、個別の施策がバラバラに進み、全社的な成果につながらないケースもあります。
DXを推進するためには、経営戦略と連動した具体的なビジョンとロードマップを策定することが重要です。
DXビジョンの策定方法などについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
DXビジョンとは?策定の重要性や事例・進め方のポイントを解説
DX人材が不足している
引用元:一般社団法人 日本情報システム・ユーザー協会「企業IT動向調査2025」報告書
DX推進には、データ分析、AI、クラウド、プロダクト開発など幅広いスキルを持つ人材が必要です。しかし、日本ではこうしたデジタル人材が不足しており、企業が必要な人材を確保できない状況が続いています。
「企業IT動向調査2025」で報告された調査結果では、「DXを推進するうえでの課題」として最も多かったのが「人材・スキルの不足」でした。全体の79.3%の企業が人材不足によってDXが進まないと悩んでいます。
DX推進に必要な「DX人材」の定義については以下の記事で詳しく紹介しています。
DX人材とは?定義・必要なスキル・育成方法を徹底解説
DX推進人材に必要なスキルとは
DXを推進するためには、単にITに詳しいだけでなく、ビジネスとデジタルの両方を理解できる人材が求められます。例えば、データを活用して課題を分析するデータリテラシーや、クラウド・AIなどのデジタル技術への理解は重要な要素です。
また、DXは業務改革を伴うため、部門を横断してプロジェクトを進めるマネジメント力やコミュニケーション力も欠かせません。技術とビジネスの橋渡しができる人材こそが、企業のDXを成功に導く鍵となります。
DX人材を育成する方法
DX人材を確保するには、外部からの採用だけでなく社内育成も重要です。
多くの企業では、既存社員に対してデジタルスキルを学ぶ研修やリスキリングを実施しています。DXリテラシーといった基礎知識から、データ分析・AIなどの専門分野まで習得できる研修プログラムを導入することで、DXに対応できる人材を育てることができます。
また、実際のDXプロジェクトに社員を参加させ、実務を通じてスキルを身につける仕組みを整えることも効果的です。継続的な教育と実践の機会を提供することで、DX推進の原動力となります。
DX推進の課題解決には「リンプレス」
DXを推進するうえで、多くの企業が課題として挙げているのが「DX人材の不足」や「社内にデジタル知識が蓄積されないこと」です。こうした課題を解決する手段として注目されているのが、DX人材育成を支援する研修プログラムを提供する「リンプレス」です。
リンプレスは、企業向けのDX研修やITコンサルティング、内製化支援を通じて、DXを推進できる人材の育成をサポートしています。実務に基づいた知識やスキルを学べるプログラムを提供することで、企業がDXを自社主導で進められる体制づくりを支援しています。
リンプレスでは、自社でデータサイエンススキルを持った人材を育成するための「データサイエンス基礎研修」をはじめ、DX推進に必要なスキルが身につく研修プログラム「DX人材育成サービス」を提供しています。ぜひご覧下さい。
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IT・システム企画
プロジェクトマネジメント
データサイエンス(AI・データ分析)
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