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DX人材に必要なマインドセット6選を紹介|意識を変える研修の内容とは?

DXを推進するため、高度な技術だけを学んでも、意識や姿勢が伴わなければ組織の変革は前に進みません。スキルや知識だけでなく、変革に挑むためには「マインドセット」が重要です。

本記事では、DX人材に求められる6つのマインドセットを整理し、その定着を図るための研修の方法や特徴を解説します。さらに、伴走型支援でDX人材育成をサポートするリンプレスの強みについても紹介します。

DX研修を実際に行った企業の事例を知りたい方は「導入事例:第一三共株式会社様」「導入事例:株式会社八十二銀行様」「導入事例:株式会社ワークマン様」こちらのページをご覧ください。

リンプレスでは、DX推進人材を育成する研修プログラムと、DXの内製化をサポートするコンサルティングを提供しています。自社のDX推進にお困りの方はぜひご相談ください。

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DX人材はマインドセットが重要

DXを推進する人材には、スキルや知識だけでなく「どのような考え方や姿勢で取り組むか」というマインドセットが不可欠です。

新しい技術やツールを活用するだけでは変革は実現できず、組織全体を巻き込みながら挑戦し続ける意識が求められます。実際、DX人材の採用や育成がうまくいかない背景には、技術力よりもマインド面での不足が大きいと指摘されています。つまり、DXを成功させるには社員が共通して持つべきマインドを明確にし、研修や教育を通じて浸透させることが重要なのです。

マインドセットとは

マインドセットとは、個人の思考や行動の基盤となる価値観や考え方を指します。
単なるスキルや知識とは異なり、物事にどう向き合うかという姿勢に直結するため、長期的な成果を左右する重要な要素です。

DX推進においては「変化を恐れず挑戦する姿勢」「失敗から学び改善する意識」などが代表的なマインドセットに挙げられます。こうした意識がなければ、せっかく学んだ技術も組織変革に活かされず、DXは停滞してしまいます。そのため、育成の際にはスキル習得と同じかそれ以上にマインドセットの醸成が重視されます。

DX人材に求められるマインドセット

DXを推進する人材には、現状を変えたいという意欲や、先行きが不透明な状況でも挑戦できる心構えが不可欠です。ここでは、DX人材に求められる6つのマインドセットを紹介します。

  • 変革を求める挑戦の姿勢

  • 予測できない未来に立ち向かう発想力

  • 部門を超えた「巻き込み力」

  • 社内・社外への柔軟な対応力

  • 失敗を恐れない姿勢

  • ここぞというときに自身で突破する力

一つずつ、詳しく見ていきましょう。

変革を求める挑戦の姿勢

DXの出発点は「現状をより良く変えたい」という想いです。日々の業務で感じる課題を改善したい、顧客に新しい価値を提供したいといった挑戦心が、DX推進の原動力になります。

単なる技術導入にとどまらず、課題解決やビジネスモデル改革に挑む姿勢を持つことが、DX人材に求められる重要な資質です。

予測できない未来に立ち向かう発想力

DXは正解が決まっている取り組みではなく、未来を切り拓くための挑戦です。変化が激しい時代においては、従来のやり方に固執せず、新しい発想で解決策を模索する柔軟さが必要です。未知の課題に対しても臆せず取り組み、試行錯誤を繰り返す発想力こそ、DX人材に欠かせないマインドセットです。

部門を超えた「巻き込み力」

DXは一部門だけで完結するものではなく、複数部署や経営層を巻き込んで推進する必要があります。そのため、部門の垣根を越えて協力を得るための「巻き込み力」が求められます。

関係者を説得し、共通の目標を共有する力があってこそ、DXプロジェクトは全社的な取り組みとして前進します。

社内・社外への柔軟な対応力

DX推進では社内の調整だけでなく、取引先や顧客といった社外との連携も発生します。その際に重要なのが、異なる立場や価値観を理解し、柔軟に対応する力です。

自社にとっての最適解だけでなく、外部との協働によって新しい価値を創出する姿勢が、DX人材に必要とされます。

失敗を恐れない姿勢

DXは新しい挑戦である以上、失敗のリスクを避けることはできません。大切なのは失敗を恐れて行動を止めるのではなく、失敗から学び改善を重ねる姿勢です。

小さな失敗を積み重ねながら成長できる人材こそ、DXの推進において真の力を発揮します。

ここぞというときに自身で突破する力

DXプロジェクトでは、想定外の壁に直面する場面も多くあります。そのときに必要なのが「ここぞ」というタイミングで自ら突破口を切り開く力です。

指示待ちではなく、自ら意思決定し行動する主体性を持つことで、組織全体を前に進めることができます。こうしたリーダーシップ的なマインドセットは、DXを成功へ導く大きな推進力となります。

DX人材育成でマインドセットを行う方法

DX人材に求められるマインドセットは、自然に身につくものではなく、組織的に醸成していく必要があります。単にスキル研修を行うだけでなく、ビジョン共有や文化形成といった取り組みを通じて、社員一人ひとりの意識を変える仕組みを整えることが重要です。ここでは、マインドセットを育成に取り入れる3つの方法を紹介します。

  • DXビジョンの策定

  • マインドセットを目的としたDX研修

  • DX文化の定着

DXビジョンの策定

まず重要なのは、企業としてのDXビジョンを明確に打ち出すことです。

ビジョンがないままでは、社員は何を目指して行動すべきか理解できず、学習や行動が形骸化してしまいます。経営層が主体的にビジョンを示し、現場と共有することで、社員が「自分の役割」を意識できるようになります。マインドセットを根付かせる第一歩は、方向性を示すことにあります。

DXビジョンを策定する方法については、以下の記事で詳しく紹介しています。
DXビジョンとは?策定の重要性や事例・進め方のポイントを解説

マインドセットを目的としたDX研修

従来のスキル中心の研修に加え、マインドセットを意識したDX研修を実施することが効果的です。たとえば、ケーススタディやワークショップ形式で「挑戦する姿勢」や「失敗から学ぶ意識」を養うプログラムを取り入れることで、社員が実際の業務に応用できる心構えを培えます。

スキル教育とマインド教育をセットで行うことで、育成効果は格段に高まります。

DX人材の育成には、プロによる研修サービスの導入が効果的です。
累計4,000社以上の支援実績を持つ「リンプレス」によるDX推進人材育成プログラムの詳細は、以下のリンクからご覧いただけます。御社の課題に合わせて、最適なカリキュラムをご提案いたします。

リンプレスのDX推進人材育成プログラム

DX文化の定着

研修だけでは一過性に終わるため、日常業務の中でマインドセットを活かせる文化づくりが欠かせません。成功事例や失敗からの学びを社内で共有する仕組みを整えれば、挑戦を歓迎する風土が生まれます。また、経営層や管理職が率先してDX的なマインドを示すことも大切です。

文化として定着させることで、社員全体が自然にDXに前向きに取り組めるようになります。

DX人材としてのマインドセットができる研修の特徴


マインドセットを浸透させるための研修は、知識習得だけでなく「意識を変える仕掛け」が盛り込まれていることが重要です。受講者が自ら考え、行動を変えられるような仕組みを組み込むことで、学びが一過性にならず、実務で発揮される力として定着します。ここでは、マインドセット醸成に効果的な研修の特徴を3つ紹介します。

  • DXを「自分ごと」として考えられるプログラム

  • 実際の業務に即してカスタマイズできる

  • 擬似プレゼンや他社との交流で能動的に学べる

DXを「自分ごと」として考えられるプログラム

研修を通じて、自分の業務や役割とDXのつながりを理解できることが重要です。抽象的な説明だけではなく、実際のDX事例に即した業務課題を題材に「自分ならどう変革できるか」を考える内容にすることで、受講者はDXを身近なものとして捉えられます。

この「自分ごと化」が意識変革の第一歩となり、主体的な行動につながります。

実際の業務に即してカスタマイズできる

一般的な座学ではなく、自社の業務や課題に即した内容に研修をカスタマイズできる点も効果的です。現場に直結するシナリオを用いることで、受講者は「研修内容を実務でどう活かすか」を具体的にイメージできます。学んだ知識やマインドがそのまま業務に反映されやすく、定着度も高まります。

擬似プレゼンや他社との交流で能動的に学べる

座って聞くだけの受動的な研修では、マインドセットは変わりません。

擬似プレゼンを行い、自分の考えを言語化する機会を持つことで、理解が深まり主体性が強化されます。また、他社の参加者とのディスカッションや交流を取り入れると、多様な視点を学べるため、自社の常識にとらわれない柔軟な発想力が育まれます。能動的に学べる環境こそ、意識を変える研修の最大の特徴です。

DX人材の育成には「リンプレス」

DXを推進するために必要なマインドセットを社員に根付かせるには、外部の専門的な支援を取り入れることが効果的です。自社だけで研修を設計・運営しようとすると、ノウハウや教育リソースの不足によって十分な成果が得られないケースも少なくありません。そこで有効なのがリンプレスによる伴走型の育成支援です。

リンプレスは単なる研修提供にとどまらず、企業ごとのDX戦略に沿った人材育成をトータルでサポートします。

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リンプレスの強み

リンプレスのDX推進人材育成プログラムは、企業の課題や目標に応じて自由にカスタマイズできる点が最大の強みです。

業界ごとのニーズを反映したオーダーメイド型の研修により、実践的なスキル習得を可能にします。特に、実務経験豊富な講師陣が提供する研修は、最新のDX技術や動向を取り入れ、即戦力となる人材を効率的に育成します。

リンプレス独自の研修プログラムは、スキルだけでなくDX推進に必要なマインドセットも育み、企業のデジタル変革を強力に支援します。

リンプレスの研修を導入した企業の事例

ここでは、リンプレスの「DXリテラシー研修」を導入したヤマエグループホールディングス株式会社の事例を紹介します。

同社は、"攻めのDX"として「ビジネスプロセスの最適化」や「業務のデジタル化」「データ活用の促進」などの目標を掲げていましたが、全社員のDXITリテラシーが低いという課題を抱えていました。

メイン事業である食品の卸売業はアナログな仕事が多く、デジタル化できていない部分が多くあったためです。そこで、最新の技術を駆使して業務やビジネスプロセス自体を効率化し、コスト削減や生産性向上につなげていくため、グループ約70社全体の意識改革やリテラシーレベルの底上げが重要であると考え、リンプレスの研修を導入いただきました。

決め手となった最大のポイントは、企業の要望に応じて、研修プログラムを柔軟にカスタマイズできるという点です。

DXリテラシー研修の実施後、受講した社員から「今後も定期的にやってほしい」「会社が求めるスキルやレベル感が理解できた」「社員だけではなく派遣社員やパート社員にも受講させたい」といった前向きな意見を多くいただきました。

こちらの事例について詳しくは、以下のリンクからご覧いただけます。
DX実現に向けた"変革マインド"を醸成!ヤマエグループが目指す「全社員デジタル人財化」に向けた取り組み

\ リンプレスの支援実績をまとめた導入事例集を公開中 /

まとめ

DX人材の育成においては、知識やスキル以上にマインドセットが重要です。変革に挑む姿勢や失敗を恐れない意識、部門横断的な巻き込み力などを備えた人材こそ、DXを推進する原動力になります。そのためには、自社のDXビジョンを明確化し、研修や文化醸成を通じて社員に意識を浸透させることが欠かせません。外部研修サービスを活用すれば、効率的にマインドセットを根付かせることができます。リンプレスは企業ごとに最適化されたプログラムと定着支援を提供し、DX人材を育成する心強いパートナーです。

ご相談・お問い合わせ

<文/文園 香織>

株式会社リンプレス
株式会社リンプレス
2017年に株式会社リンクレアのコンサルティング事業、教育事業を分社化して誕生。企業向けDX人材育成研修やITコンサルティング、内製化支援などを手掛ける。DX推進に必要なIT・システム企画力、プロジェクトマネジメント・リーダーシップ、デザイン思考、データ分析など、様々なラインナップを提供する。講義だけではなく、ワークショップやハンズオン演習を取り入れた実践型研修に強みを持つ。これまでの累計支援企業数は4,000社以上、累計受講者数は15,000名以上に及ぶ。

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