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他流試合型研修と社内研修|それぞれの違いと向いているテーマを解説

研修において、自社内で行う「社内研修」と他社と合同で行う「他流試合型研修」はそれぞれにメリット・デメリットがあり、適したテーマも異なります。社員の自発的な学びや、他社の社員との交流による刺激を重要視するなら、他流試合型研修は非常に有効です。

本記事では、両者の違いや使い分け方、企業における導入ポイントをわかりやすく解説します。

DX研修を実際に行った企業の事例を知りたい方は「導入事例:第一三共株式会社様」「導入事例:株式会社八十二銀行様」「導入事例:株式会社ワークマン様」こちらのページをご覧ください。

リンプレスでは、DX推進人材を育成する研修プログラムと、DXの内製化をサポートするコンサルティングを提供しています。自社のDX推進にお困りの方はぜひご相談ください。

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他流試合型研修とは?

他流試合型研修とは、自社の社員が他社の社員と合同で行う集合型研修のことを指します。
異業種・異職種の参加者が同じテーマに取り組むことで、業界の枠を越えた視点や考え方を得られる点が特長です。

特にリーダーシップやマネジメント、課題解決力など、汎用的なビジネススキルを高める場として活用されることが多く、自社内では得にくい「外の刺激を受けられる場として注目されています。

他流試合型研修のメリット

最大のメリットは、自社では得られない視点や気づきを得られることです。多様なバックグラウンドを持つ他社の社員と意見を交わすことで、自分たちの常識が相対化され、新たな価値観やアプローチを学ぶきっかけになります。

また、発表やディスカッションを通じて、論理的思考力やプレゼン力も自然と鍛えられます。参加者同士のネットワークが広がることも大きな魅力です。

他流試合型研修のデメリット

一方で、他流試合型研修には、研修内容が自社の課題や業務に直接リンクしにくいというデメリットもあります。

特に、業務知識や社内制度に依存したスキルは、他社との合同研修では扱いづらく、実務への転用が難しくなることもあります。また、他社とのレベル差によって発言しにくくなる場面もあるため、進行や設計には注意が必要です。

他流試合型研修が向いている研修内容

他流試合型研修は、業界や企業の枠を超えて活用できる、以下のような「汎用的なスキル育成」に適しています。

  • 次世代リーダー育成

  • ダイバーシティ理解

  • コミュニケーション力向上

  • イノベーション創出

多様な意見に触れることそのものが学びとなるテーマにおいて、他流試合型は非常に高い効果を発揮します。

他流試合型研修と社内研修は使い分けが重要

経験豊富なプロフェッショナルが在籍

人材育成において、「外の刺激」と「内の実務」のどちらを重視するかによって、研修の選び方も変わってきます。

他流試合型研修は視野の拡大や汎用スキルの習得に適している一方、社内研修は自社固有の知識や文化を浸透させる場として有効です。どちらが優れているというわけではなく、目的や受講者のレベルに応じて適切に使い分けることが、人材育成の成果を高めるカギとなります。

社内研修の定義とは?

社内研修とは、自社内で実施する従業員向けの教育プログラムのことを指します。

講師は社内の上司や人事担当者、あるいは外部講師を招く場合もありますが、対象者は基本的に自社の社員に限定されます。業務スキルや会社の制度、方針、価値観の共有といった目的で活用され、自社に最適化された内容で構成されるのが特徴です。

社内研修のメリット

社内研修の最大のメリットは、自社の業務や文化に直結した内容を伝えられることです。研修の設計やタイミングも自由に決めやすく、現場ニーズに即した柔軟な対応が可能です。

加えて、社員同士のコミュニケーションが促進されるため、チームビルディングにもつながります。費用面でも比較的低コストで実施できる点が魅力です。

社内研修のデメリット

一方で、社内だけで完結するために視野が狭くなりやすいという課題があります。
特に、講師が社内の人間に限られる場合、内容がマンネリ化したり、客観性に欠けるケースもあります。

また、参加者が「やらされている感」を抱きやすくなると、学習意欲の低下にもつながるおそれがあります。定期的な見直しや外部視点の導入が効果を維持するために必要です。

社内研修が向いている研修内容

社内研修は、自社の業務に直結する知識・スキルの習得に向いています。

たとえば、新人研修、製品知識研修、社内制度の理解、マニュアルに基づくオペレーション教育などが代表的です。
また、組織文化の浸透やコンプライアンス教育など、自社ならではのルールや価値観を伝える目的にも最適です。

他流試合型研修を選ぶポイント

他流試合型研修は、他社との交流を通じて視野を広げられる貴重な学びの場ですが、選定を誤ると満足度や効果が得られにくくなることもあります。ここでは、自社に合った他流試合型研修を選ぶうえで、確認しておきたい3つのポイントを解説します。

研修提供会社の実績

まず注目すべきは、研修を提供するベンダーの実績です。

過去にどのような企業で採用されているか、リピート率や参加者満足度などを確認することで、信頼性やノウハウの蓄積度がわかります。業種・職種ごとの対応力があるか、自社と同じような規模や課題を持つ企業への支援実績があるかも判断材料になります。

講師の質

他流試合型研修では、講師のファシリテーション能力が成果を大きく左右します。多様な参加者をまとめながら、対話を引き出し、深い気づきを促すスキルが求められます。

研修のテーマに精通しているだけでなく、現場経験や参加者との共感力を持った講師を選ぶことが、学びの質を高める重要なポイントです。

研修のテーマと期間

研修テーマと期間が、自社の育成目的や社員のレベル感に合っているかも重要です。

たとえば、リーダーシップやイノベーション創出など、社内では習得しづらいテーマであれば他流試合型の効果が高まります。また、1日の短期集中型か、複数回に分けた継続型かによっても得られる成果が異なるため、スケジュールとの兼ね合いも含めて検討しましょう。

他流試合型研修なら「リンプレス」

リンプレスは、他社参加者との合同ワークを通じた“他流試合型研修”に強みを持つ研修ベンダーです。

DX推進・IT企画・プロジェクトリーダー育成など多様なテーマに対応し、実践・体験を重視。異業種交流の中で気づきを促す設計により、自社では得にくい視点やスキルを深めたい企業に適したプログラムを提供しています。累計3,000名以上が受講する信頼感ある実績も魅力です。

リンプレスの他流試合型研修を導入した企業の事例

株式会社キタムラは、全国に1,000店舗以上を展開する写真映像事業の大手企業です。

同社はDX推進に向けた人材育成に課題を抱えており、特に「デジタルを活用した顧客サービスの向上」と「IT戦略の社内浸透」が大きな課題でした。従来の社内研修では、現場での実践的なスキルが不足し、「攻めのIT」を目指すDX推進のスピードに追いつけない状況にありました。

そこで、リンプレスの「顧客分析研修」「プロジェクトリーダー実践研修」「IT・システム企画実践研修」を導入します。対面形式かつカスタマイズ性が高い研修を通じて、実践スキルが身についただけではなく、他社のSEとの交流を通して学ぶことができたと大変ご満足いただけました。

こちらの事例について詳しくは、以下のリンクからご覧いただけます。

株式会社キタムラ様の事例_実践型研修を通じて「カメラのキタムラ」のDX推進人材育成を支援

その他の、DX研修を実際に行った企業の事例を知りたい方は「導入事例:第一三共株式会社様」「導入事例:株式会社八十二銀行様」「導入事例:株式会社ワークマン様」こちらのページをご覧ください。

リンプレスでは、DX推進人材を育成する研修プログラムと、DXの内製化をサポートするコンサルティングを提供しています。自社のDX推進にお困りの方はぜひご相談ください。

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まとめ

他流試合型研修と社内研修は、それぞれ異なる強みを持つ人材育成手法です。前者は他社との交流を通じて視野を広げることに優れ、後者は自社特有の知識や価値観を浸透させるのに適しています。重要なのは、自社の課題や研修目的に応じて使い分けることです。また、実践的な他流試合型研修を探している場合は、信頼と実績のある「リンプレス」のような専門ベンダーの活用も有効です。社員の成長を後押しし、組織の変革を支える第一歩として、最適な研修の導入を検討してみてください。

リーダー人材の育成にお悩みの方は、ぜひリンプレスにご相談ください。

ご相談・お問い合わせ

<文/文園 香織>

株式会社リンプレス
株式会社リンプレス
2017年に株式会社リンクレアのコンサルティング事業、教育事業を分社化して誕生。企業向けDX人材育成研修やITコンサルティング、内製化支援などを手掛ける。DX推進に必要なIT・システム企画力、プロジェクトマネジメント・リーダーシップ、デザイン思考、データ分析など、様々なラインナップを提供する。講義だけではなく、ワークショップやハンズオン演習を取り入れた実践型研修に強みを持つ。これまでの累計支援企業数は4,000社以上、累計受講者数は15,000名以上に及ぶ。

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